【SF】2013第1戦鈴鹿:わずか0.065秒差に泣いた山本尚貴「結果は悔しいけれど、これもレース」

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©KANSENZYUKU

白熱したバトルが展開されたスーパーフォーミュラ開幕戦鈴鹿。その中でも来場したファンを釘付けにしたのが、松田次生(Lenovo TEAM IMPUL)と山本尚貴(TEAM無限)による3位争い。5番手スタートの山本が少しずつピットストップで4位に浮上すると、前を走る松田を猛追。3位表彰台をかけた手に汗握るバトルを繰り広げた。

2010年デビューの山本は、JAFGPで2位表彰台の経験があるもののシリーズ戦では4位が最高。2011年にTEAM無限に移籍するといきなりポールポジションを獲得し注目を集めたが、不運なトラブルなどで悔しいレースが続いていた。迎えた2013年。ヘルメットのカラーリングを黄色に一新。「あの時のポールポジションは良い意味で忘れて、もう一度新しい気持ちで挑戦していく。チーム3年目なので今年こそ結果を出したい。」と合同テストの時も意気込んでおり、この松田を抜けば念願の表彰台に手が届くところだった。

©KANSENZYUKU

しかし相手も国内を代表するトップドライバー。山本が間合いを詰めるとすかさずオーバーテイクスイッチを使って逃げ、山本のチャンスを潰してくる。一方の山本も最後まで集中力を切らさず走行。トップを快走していた小暮卓史(NAKAJIMA RACING)が失速。松田とともにファイナルラップの130Rで追いつく。松田はシケインで追い抜き、山本も続きたかったが小暮も必死に応戦。2台は並んだままチェッカーを受け、わずか0.065秒差で悲願の初表彰台は、またしても夢と消えてしまった。

「悔しいですけど、これもレースです。チームからどんどん攻めてこいと言われていたのでスタートからとにかく攻めました。松田選手とのバトルの時はタイヤも厳しくなっていましたが、もちろん相手も状況は同じでしたし、全体を通してペースもすごく良かったので、最後まで頑張りました。最終的に抜けなかったのは残念ですし、あとちょっとのところで表彰台に届かず悔しい結果にはなりましたが、ここ最近は常にこの位置を走れていなかったので、今回のレースは今後には間違い無く繋がるし、この位置を維持して走れるようになれば、チーム全体の底上げにもつながると思う。ここまで完璧にマシンを仕上げてくれたチームに感謝したいです。」

レース後、そう語った山本からは悔しさが満ち溢れていたが、出来ることは全てやり切ったという表情をみせた。

©KANSENZYUKU

次回は6月1・2日のオートポリス。ここはホンダエンジン勢も得意なコースで「この手応えをもって、次回のオートポリスではしっかり結果に繋げたいと思います。」と、最後は力強く語ってくれた。

デビュー4年目。悲願の初表彰台は、今回もお預けとなってしまい応援しているファンの方々にとっても辛いレースとなってしまったかもしれないが、この開幕戦の勢いがあれば、間違いなく今シーズンのどこかで彼の笑顔が見られそうだ。

『記事:吉田 知弘』

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吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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