【INDY】いよいよ2013インディ500ポール・デイが今日開幕!佐藤琢磨の好走に期待!

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2013年のIZODインディカー・シリーズ。いよいよ第5戦インディ500の公式予選が、現地時間の18日(土)・19日(日)の2日間にわたって行われる。

今年で97回目を迎える伝統の世界三大レースのひとつであるインディ500。その大会スケジュールは通常のシリーズ戦とは異なり、決勝が行われるおよそ2週間前(5月11日)から連日プラクティスセッションが行われ、今年初のオーバルコース開催に向けて各チームがマシンを整えてきた。

【通常とは異なるインディ500独自の予選システム】
決勝の1週間前に行われる予選も、インディ500独自のシステムが採用される。まず計測に関しては通常の「ラップタイム(コース1周のタイム)」ではなく、4周連続で周回し、その“平均スピード”が速かったドライバーから上位グリッドを勝ち取っていく。なお計測はオーバルコースのため、1台ずつが出走して行われ、最初の出走順は恒例のくじ引きで決められる。

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初日の通称「ポール・デイ」では、33のグリッドが用意されているうち、最初のセグメント1(Q1)では1〜24番グリッドが決められ25番手以下のドライバーは翌日の「バンプ・デイ」で予選通過枠となる25〜33番グリッドをかけて再度計測に挑む。

セグメント1で決められた24台のうち、上位9台はセグメント2“ファスト9”へ進出し、この9台でポールポジションをかけた争いが繰り広げられ、18日のうちに今年のインディ500ポールシッターが決定する。

【ポイントリーダーの琢磨、ポールポジション獲得の可能性は?】
現在、ポイントリーダーで聖地インディアナポリスに乗り込んでいる日本期待の佐藤琢磨(AJフォイト・レーシング)。昨年も最終ラップまで優勝争いに加わるなど、素晴らしい活躍をみせたこともあり、練習走行日からパドックでは注目が集まっているようだ。

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11日から行われた7日間の練習走行全てに参加した琢磨。途中マシントラブルで満足に走れないセッションもあったが、7日間トータル332の自己ベストは227.038mph(39秒6410※1ラップ計測)で、10番手の記録。この7日間はポールポジションを獲得できるほど圧倒的な速さは見せつけられなかったものの、ファスト9を十分に狙えるポジションにつけている。

昨年は19番手とやや後方に沈んでしまったが、今年はレース序盤から優勝争いに加わっていくためにも、まずはファスト9進出を確実にしたいところ。日本時間の18日深夜。彼にとって4度目のインディ500ポール・デイが始まる。

『記事:吉田 知弘』

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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