【INDY】2013第5戦インディ500:トニー・カナーンが優勝!琢磨は序盤のスピンが響き13位

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

©INDY CAR
©INDY CAR

アメリカ・モータースポーツ最大のイベント「第97回インディ500」の決勝絵レースが現地時間の26日(日)。インディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われた。

気温20℃を下回る季節外れの肌寒いコンディションとなった当地だが、1年間この日を楽しみにしていたファンが来場。1周2.5マイル(4.023km)あるオーバルトラックを囲むスタンドは満員となった。

スタート前から伝統的なセレモニーが行われ、現地時間の12時12分にいよいよパレードランがスタート。コースを200周、計500マイル(800km)に及ぶ長いレースが幕を開けた。

日本期待の佐藤琢磨(AJフォイト・レーシング)は18番手からのスタート。ここまでプラクティスでは上位に食い込む速さは見せていなかったものの、序盤の混戦状態をうまく利用し、着実に順位を上げていく。最初は14〜16位集団での争いだったが、フルコースコーション後のリスタートでも順位を上げ、4分の1に当たる50周終了時手で6番手に浮上。今回も気が付くとトップ争いに加わろうとしていた。ここからAJフォイト・レーシングが今季得意としているピット戦略などで差が出てくる中盤戦。ファンの期待もさらに高まったが、57周目のターン2で痛恨の単独スピン。幸い、マシンはウォールにヒットすることなくエンジンをかけ直して戦列に復帰したが、27位まで大きく後退してしまった。

©INDY CAR
©INDY CAR

幸い、チームとの連携でラップダウン(周回遅れ)になることは回避できた琢磨は、最後まで諦めずプッシュ。ルーティーンのピット作業でチームクルーも迅速な作業で彼を送り出し、最終的にスタート順位を5つ上回る13位でチェッカー。残念ながら昨年のリベンジを果たすことはできなかったが、シリーズポイントを157まで伸ばしランキング2位と上位をキープすることに成功した。

優勝争いは、後半になって主導権を握り始めたトニー・カナーン(KVレーシング・テクノロジー)とライアン・ハンターレイ(アンドレッティ・オートスポーツ)、新人のカルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポーツ)らの争いに。残り3周で切られたリスタートでカナーンが仕掛け、ハンターレイからトップを奪う。このまま昨年同様に最終ラップまで優勝争いがもつれ込むのかと思われたが、直後に昨年の覇者ダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)がクラッシュし再びフルコースコーション。このままチェッカーフラッグとなり、大ベテランのカナーンが挑戦12年目にして初のインディ500制覇を成し遂げた。2位にはムニョス、3位にハンターレイの順で次々とチェッカーを受けた。

©INDY CAR ©INDY CAR
©INDY CAR

ウイニングランを終え、ビクトリーレーンに戻ってきたカナーン。こちらも伝統の一つである牛乳を飲み干すと、その後もインディアナポリスのコントロールライン「ブリックヤード」にキスするなど喜びを爆発。シリーズ戦でどんなに輝かしい成績を残していても、そう簡単に勝つことが出来ないインディ500。その1勝の“重さ”を感じるレースだった。

決勝絵レースで心配されていた雨も降ることはなく、今年も約2週間にわたって行われた伝統のインディ500レースウィークが終了。次回は第6戦は第6戦デトロイトが6月1日(土)にRace1決勝が行われる。

『記事:吉田 知弘』

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

この著者の最新の記事

関連記事

おすすめ記事

  1. 2017-9-17

    【2017F1日本GP】ドライバー・チームのInstagramアカウント一覧

    ドライバー、チームのInstagramアカウントをまとめてみました。 一昨年頃からドライバー、…

最近の記事

  1. ドライバー、チームのInstagramアカウントをまとめてみました。 一昨年頃からドライバー、…
  2. [table id=75 /] ※ゲート名をクリックするとGoogle MAPが起動し…
  3. 近鉄では、F1日本グランプリ開催中の10月7日(土)、8日(日)に白子駅に停車する臨時列車を運行する…
  4. 「F1日本グランプリ」開催にあわせて、名古屋~鈴鹿サーキット稲生間に全車指定席の臨時特急「鈴…
  5. F1世界選手権にパワーユニットサプライヤーとして参戦するホンダは15日、マクラーレンとのタッ…

カテゴリー

SPECIAL SITE

*

*

*

*

ページ上部へ戻る