【2013ル・マン24H】予選1回目を4位で終えた中嶋一貴「どこを改善すべきか分かった1日だった」

©DPPI MEDIA
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2013年のル・マン24時間耐久レース。打倒アウディに燃えるトヨタ勢はTS030 HYBRIDのアップデートバージョンで参戦。19日に行われた予選1回目に臨んだが、結果はアレキサンダー・ブルツ/ニコラ・ラピエール/中嶋一貴組の7号車が4位、セバスチャン・ブエミ/アンソニー・デビッドソン/ステファン・サラザン組の8号車が6位に終わった。途中で赤旗終了になったこともあり満足なタイムアタックができなかったという点では不完全燃焼だった部分もあるが、1位の2号車アウディから4.3秒、3位の1号車アウディに対しても1.1秒の差をつけられる悔しい結果となった。

予選1回目を終えた中嶋一貴は、トヨタ・レーシングのプレスリリースでコメントを発表。まだまだやることは残っているが、手応えは掴んでいるようだった。
「予選初日では良い走りが出来たけれど、もう少し行けたのではないかと思う。しかし、我々は予選よりレースでのパフォーマンスを重要視している。そのためにはやらなければいけないことがまだあるが、今日はどこを改善すべきか分かったので、まずまず満足出来たと言える。とにかくレースに集中すること。そうすると結果はおのずと付いてくるはずだ。」(トヨタ リリースより)

日本時間の21日深夜から早朝にかけて行われる予選2日目。間違いなくアウディ勢はさらにペースアップをしてくることが予想される中、決勝レースを重視したセットアップで臨むトヨタ陣営は、どこまで対抗できるか?昨年よりもレベルアップしたポールポジション争いから目が離せない。

『記事:吉田 知弘』

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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