【INDY】2013第12・13戦トロント:ディクソンがダブルヘッダー連勝!一気にランク2位へ

©INDY CAR
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2013年のIZODインディカー・シリーズ。今回はカナダのトロントで現地時間の13日に第12戦、14日に第13戦とダブルヘッダーのスケジュールで開催された。

まずは第12戦。今回は初めてF1と同じスタンディングスタート方式が取られたが、1台グリッド上でマシンをストールさせたため、そのままフルコースコーション。4周目からローリングスタートという形でレースが始まった。オーバルではアンドレッティ・オートスポーツ勢が強さを見せていたが、ここストリートではシーズン途中から速さを取り戻したチップ・ガナッシ・レーシングがトップ争いを繰り広げる。その中でもプッシュ・トゥ・パス(PTP)を温存していたスコット・ディクソンが終盤まで続いたセバスチャン・ブルデーとの優勝争いに競り勝ち、チェッカー。前回のポコノに続いて2連勝を勝ち取った。2位は逆転を許したブルデー、3位にはディクソンのチームメイトであるダリオ・フランキッティが入った。

続く第13戦では、ポールポジションからスタートしたディクソン。序盤から徐々に後続を引き離し独走。終盤のフルコースコーション後のリスタートもミスなく決めてトロント戦2連勝を飾る完璧な週末を送った。2位にはエリオ・カストロネベス、3位にはセバスチャン・ブルデーが入った。

また佐藤琢磨(AJフォイとレーシング)は、今年得意としているストリートコースでの2連戦ということで上位入賞が期待されたが、第12戦はエキゾーストのトラブルでリタイア、第13戦も終盤まで上位につける走りをみせていながら、コーション後のリスタートでクラッシュに巻き込まれ、トロントでは2戦連続でチェッカーを受けることが出来なかった。

前々回のアイオワから4戦連続リタイア。ランキングも12位まで後退し、完全に流れを失いかけている琢磨。なんとかきっかけを掴んで、今季2勝目につながる走りを期待したい。

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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