【SGT】2013第4戦SUGO:公式練習は霧のため途中で赤旗終了。トップはKEIHIN HSV-010

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いよいよシリーズの折り返しとなるSUPER GT第4戦SUGOが開幕。この日も朝から濃い霧に包まれたスポーツランドSUGOだが、早朝から1年に一度のGT東北開催を心待ちにしていた多くのGTファンが来場。イベント広場を回ったり、早速サポートレースとして行われたポルシェカレラカップジャパンの公式予選を観戦するなど、SUPER GT公式練習開始を待った。

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昨日は一時豪雨に見舞われたSUGOは、その影響で路面はウエット。さらに視界も良くないことから、ウエット宣言が出され、ライト点灯が義務付けられた中、午前8時45分から公式練習がスタート。各車が一斉にコースインしマシンセッティングのために周回を重ねた。

セミウェットの状態で速さをみせたのがウイダーモデューロHSV-010(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ)。こういった路面に強いミシュランタイヤと先週の鈴鹿合同テストから導入した左右2本出しマフラーの効果もあり、1分20秒805でトップタイムを記録した。しかし、1時間を経過したところで霧が濃くなり、視界不良のため赤旗中断。約15分間セッションが止まったが、午前10時00分すぎにセッション再開。すると霧は残っているものの雨は降っていないため路面はドライコンディションに。すると、各車がスリックタイヤに交換して一気にタイムを更新。目まぐるしく順位が入れ替わり、最後はKEIHIN HSV-010(塚越広大/金石年弘)が1分16秒535でトップタイムを記録した。

GT300クラスはDIJON Racing IS GT-R(高森博士/千代勝正)が1分22秒592でトップタイムをマークし、各クラスの専有走行時間に突入したが再び霧が濃くなり、2回目の赤旗中断。再び5分間だけセッションが再開されたが、大きな順位変動はなく、48号車がそのままトップで公式練習を終えた。

続いてGT500の専有走行も行われたが、またしても視界不良となり赤旗。そのままセッションは終了となり順位変動はこちらもなかった。各チームとも専有走行でも予選シミュレーションなどプログラムを残していただけに不完全燃焼に終わってしまった公式練習。午後の予選は一体どんな展開が待ち受けているのか?SUGOでの熱い戦いからも目が離せない。

『記事:吉田 知弘』

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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