【SF】2013第4戦もてぎ:中嶋一貴がSSで逆転ポールポジションを獲得!

©KANSENZYUKU

お昼になり気温が上がり始めツインリンクもてぎでは、スーパーフォーミュラ第4戦の公式予選が行われた。今回はいつものノックアウト方式とは異なり、Q1で勝ち上がった上位8台が1台ずつ出走し、上位グリッドを決めるスペシャルステージ方式が採用された。

まずは30分間で行われた予選Q1。予想通り0.001秒を争う大混戦に。さらに終盤になって各車が新品タイヤを投入し、一気にタイムを上げて目まぐるしく順位が入れ替わった。その中でトップタイムを叩きだしたのはロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)。なんとコースレコードを塗り替える1分32秒700を記録。以下、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)、中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)、山本尚貴(TEAM無限)、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)、国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)、小暮卓史(NAKAJIMA RACING)、伊沢拓也(DOCOMO DANDELION RACING)が続き、この8人がスペシャルステージにコマを進めた。

13時50分から始まったスペシャルステージでは、逆に8位の伊沢からコースイン。1周勝負のタイムアタックに挑んだ。昨日、WTCCにスポット参戦することが発表され、注目が集まっている伊沢は1分33秒875を記録し暫定トップに立つ。これを3番目に出走した国本が0.7秒近くタイムを更新しトップを奪う。この後、ランキング1位のロッテラー、ランキング2位の山本が計測を行うが彼のタイムを破る事ができない。初のポールポジションが見え始めてきたが、6番目に出走した一貴が1分32秒839と圧倒的な速さをみせ暫定トップへ。次のオリベイラが1分33秒038と上回れないまま、Q1でトップだったデュバルが満を持してコースイン。2戦連続でポールポジションを獲得するべくタイムアタックに挑んだ。途中までは一貴と互角のペースで走ってきていたが、コース終盤の90度コーナーでわずかにダートにタイヤを落としタイムロス。結局、1分32秒985で2位に終わった。

これにより一貴が今シーズン初のポールポジションを獲得。2位にデュバル、3位にオリベイラという順位になった。ランキング首位のロッテラーは5位、ホンダ勢トップは地元の山本で6位に終わった。

『記事:吉田 知弘』

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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