ポッカサッポロ1000km。GT300クラスはスタートからSUBARU BRZ R&D SPORT(山野哲也/佐々木孝太/井口卓人)の独走が続いている。スタートドライバーの佐々木は毎ラップ1秒以上の差をつけ、40秒近いリードを築いて28周目にピットイン。第3ドライバーの井口卓人がステアリングを握り、現在48周を消化して1分以上の大差をつけている。
一方の2位争いはS Road NDDP GT-R(星野一樹/佐々木大樹)、Exe Aston Martin(加納政樹/安岡秀徒/坂口良平)との接近戦が続いていたが、後方17番手からスタートしたGSR初音ミクBMW(谷口信輝/片岡龍也/ヨルグ・ミューラー)が得意のピット作業時間を減らす戦略と、序盤の片岡、2スティント目のミューラーの頑張りもあり、気が付くと2位に浮上。48周を終えたところでエースの谷口信輝にドライバー交代し、1分先を快走するBRZを追いかけている。
午後になり、路面温度が上昇している鈴鹿サーキット。14時15分現在で路面温度は50℃に達し、この暑さが影響してタイヤバーストをするマシンが続出。現在GT500でランキング首位のRAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/小暮卓史)も後退。さらにGT300クラスではARTA CR-Z GT(高木真一/小林崇志)もコース上でストップするなど、トラブルが起き始めている。
何事もなく順調に走っていても、何か予期せぬ事態が発生し、一気に順位後退につながってしまう1000kmレース。この“1000kmの魔物”に打ち勝ち、レース終盤に生き残っているのは、果たしてどのチームになるのか?この後も目が離せない。
『記事:吉田 知弘』
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