【WTCC】日本ラウンド(RACE1):ミケリスがポール・トゥ・ウィン!Hondaが地元鈴鹿で優勝!

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 今年も鈴鹿サーキットの東コースを舞台にして開催されている2013年WTCC日本ラウンド。その決勝レースが22日の午後、同地で行われた。

 WTCCではスプリント戦を2レース連続で行う方式が採用されており、まずはシリーズ第19戦となるレース1に向けて各車がグリッドにマシンを並べる。このレース1は前日の予選結果順でグリッドが決まり、ローリングスタートで26周のレースとなる。大観衆が見守る中、注目のスタートが切られると、1コーナーではポールポジションのノルベルト・ミケリス(ホンダ/ゼングー・モータスポーツ)と2番手のアレックス・マクドォール(シボレー/バンブー・エンジニアリング)がサイド・バイ・サイドで1コーナーへ。ここはミケリスが押さえトップを死守する。後方では6番手スタートのティアゴ・モンテイロ(ホンダ/カストロール・Honda・WTCチーム)が抜群のダッシュで3位に上がるが、1周目の東ショートカットコーナーで痛恨のコースオフ8位に順位を下げてしまう。その後、順位をあげようと果敢に攻めていくが、18周目にぺぺ・オリオラ(シボレー/トゥエンティー・レーシングチーム)と争った際、東ショートコーナーで行き場を失いイン側のタイヤバリアにヒット。マシンに大きなダメージを負い、戦列離脱を余儀なくされる。またタルクィーニも左フロントタイヤがパンクし緊急ピットイン。ワークスチームが地元鈴鹿で厳しいレース展開を強いられた。

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 一方、ミケリスはスタートからトップを独走。マクドォールに逆転の隙を与えない見事な走りでトップチェッカー。ホンダの地元鈴鹿で嬉しい優勝を飾った。2位にはマクドォールがそのまま入り、また3位にはイヴァン・ミューラー(シボレー/RML)が入り、2013年のドライバーズチャンピオンを決めた。

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 また期待の日本勢は、15番手からスタートした伊沢拓也(ホンダ/Honda Racing Team JAS)はスタート直後の混乱で一時順位を下げるものの、粘り強く走り12位でフィニッシュ。直前にスポット参戦を決めた吉本大樹(シボレー/ニカ・レーシングチーム)は途中コースオフがありながらも最後まで諦めずに激走。18位でレース1を終えた。この他、谷口行規(BMW/ウィチャーズ・スポーツ)は17位、加納政樹(BMW/リキモリ・チーム・エングストラー)は19位でそれぞれ完走を果たした。

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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