【F1日本GP】86,000人のファンが鈴鹿での決勝日を満喫。最後の合言葉は今年も・・・

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2013年のF1日本グランプリ決勝が行われた鈴鹿サーキット。最終日となった13日は8万6000人が来場。昨年と比べると少ないのは事実だが、熱気に関しては昨年並み、むしろ今まで以上だった。

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GPスクエアでは、新しい試みとして過去24回の鈴鹿F1の歴史を振り返る「F1日本GPクイズグランプリ」が開催された。金・土曜の予備予選を勝ち抜き、この日は勝ち残った4人で決勝戦が行われた。さらにゲストでモータースポーツジャーナリストの小倉茂徳氏も参戦しての5人でのガチンコ勝負が行われた。

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予備予選では◯☓クイズ形式で簡単な問題もあったが、さすがに決勝となるマニアックな問題が多く、小倉氏を含め皆が四苦八苦。最終的に神奈川県にお住まいの高橋圭さんが初代チャンピオンとなり、チャンピオンベルトとパドックパスをゲットした。

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続いて恒例となったサポーターズコンテスト決勝。今年も様々なドラマがあり、お手製の衣装やテディベア用のレーシングスーツをお揃いで作った人が登場したり、PRタイムのステージ上で奥様に結婚指輪を渡す人がいたりと今までの中で一番感動があった。

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優勝者は名古屋市の杉本涼くん。普段はレーシングドライバーを目指しカートを頑張っている杉本くんは、何度もサポーターズコンテストに挑戦しては落選。しかし、今年はお父さんが中国への転勤が決定しており、これが最後の挑戦とのこと。その熱い思いが観客や審査員のハートを掴み、見事優勝。パドッククラブパスをゲットした。

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コース上では今年も往年のF1マシンによるデモランが開催された。今年は中嶋ファミリー3人によるデモラン。鈴鹿でのファン感謝デーでも果たせなかった夢のコラボが実現した。実は前日の前夜祭で次男の大祐が乗り込んだロータス101がエンジンのかかりが悪く走行できなかった。今日も3人揃って走れるか心配されたが、スタッフの賢明な努力により見事実現。スタンドのファンからも歓声があがった。

また開催25周年を記念して1991年製のマクラーレン・ホンダMP4/6も登場。国内レースで活躍する伊沢拓也が乗り込み、懐かしいV12サウンドを響かせた。

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今年は決勝レース後にS席ファミリーシートに来ていたご家族と抽選で選ばれた300人の親子をメインストレートに招待。今までよりも近い場所から歓喜の瞬間を体験した。

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こうして3日間に渡って行われたF1日本グランプリはあっという間に終了。家路を急ぐファンもいれば、余韻に浸るファンも。GPスクエアではコースマーシャルによるファン胴上げ大会が今年も盛大に開催。マーシャルさんたちのご行為で閉園間近まで行われた。また、メインゲートには「また、来年お会いしましょう!」の横断幕が今年も設置され、今年のF1日本GPが終了を名残惜しむファンが立ち止まり、記念撮影などをしていた。

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こうして今年も幕を閉じたF1日本グランプリ。来場者という“数字”で見ると、確かに少ないかもしれないが、例年以上に“大盛況”な3日間だった。

『記事:吉田 知弘』

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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