【WEC】2013第6戦富士:度重なる中断の末、悪天候により16周でレース終了。

©T.Yoshita/KANSENZYUKU

スタート前から大雨に見舞われた富士スピードウェイでのWEC(世界耐久選手権)。11時20分に一度目の赤旗中断が出され、天候回復を待ち約2時間10分も中断。13時30分にようやくセーフティカー先導で再開できる見込みがたち、再び各マシンのエンジンに火が入れられた。再びレースが動き出すものの、一旦は弱まった雨がさらに強くなり、レース状態になかなかできない。その間に雨の影響でアンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ/マルセル・ファスラー組の1号車アウディにトラブルが発生。吸気系のセンサーが交渉し、緊急ピットイン。隊列の最後尾へ回った。これでトップに経ったのはアレックス・ブルツ/ニコラ・ラピエール/中嶋一貴組の7号車トヨタ。ここで16周を終えたところで再びレースは中断。15時35分に再度スタートが切られるが、残念ながら天候は回復せず、3度目の赤旗。このままチェッカーとなりレースは16周終了時点で幕を閉じることとなった。

©T.Yoshita/KANSENZYUKU

これによりLMP1クラスは形式上、7号車トヨタが優勝し2位に2号車アウディ。3位に12号車レベリオンという結果に。レースラップが一度もないまま他車のトラブルやアクシデントでトップに浮上。そのままチェッカー終了という不本意な結果になってしまったが、今年も地元富士で表彰台の頂点に登った。

また富士スピードウェイと西部自動車クラブ、各チームのご好意により表彰式後にピットロードが開放され、ドライバーとの触れ合いタイムが設けられた。雨が強く厳しい寒さにも関わらず、最後までレース再開を期待して待ち続けてくれたファンに感謝の気持ちを込めて、握手や記念撮影に応じていた。

『記事:吉田 知弘』

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

おすすめ記事

  1. 2019-2-23

    【2019F1日本GP】F1日本グランプリ 民間駐車場予約開始!

    2019年10月に開催されるF1日本グランプリの民間駐車場の予約が早くも始まった! 場所は、鈴鹿…
  2. 2019-5-12

    【2019F1日本GP】2019日本GP期間中のキャンプサイト予約受付が5月16日(木)9時からスタート

    5月19日(日)の観戦券販売開始に先立ち、レースウィーク中に利用できるキャンプサイトの予約受付が…

最近の記事

  1. SUPER GT Rd.4 富士スピードウェイ
    Rino Onodera 約2カ月間のインターバルを挟み、2024AUTOBACS SUPE…
  2. ©️GTA 2024シーズンのAUTOBACS SUPER GT Rd.3『S…
  3. SUPER GT Rd.2 富士スピードウェイ
    Rino Onodera 2024年シーズンのAUTOBACS SUPER GT Rd.2『…
  4. Rino Onodera 2024年 AUTOBACS SUPER GT Rd.1『OKAY…
  5. Rino Onodera いよいよ、2024年シーズンのSUPER GT開幕戦が4月13〜1…

カテゴリー

アーカイブ

SPECIAL SITE

*

*

ページ上部へ戻る