日産自動車株式会社は14日、今季のモータースポーツ参戦体制をプレスリリースで発表した。今年もル・マン24時間レースは世界各地の耐久レースに参戦するが、その中でも一番力を入れているSUPER GTには例年通り4チーム4台のマシンで参戦。車両は新規定により新しく生まれ変わった日産GT-RのGT500仕様が各チームに供給される。
注目のドライバーズラインナップだが、なんと全チームで組み合わせが変わるという大シャッフルが行われた。エースチームであるNISMOは2011・2012年と連続チャンピオンを勝ち取った柳田真孝/ロニー・クインタレッリのコンビを解消。クインタレッリはそのまま残り松田次生が加入。NISMOでは2007年以来の参戦となる。一方の柳田はMOLAに戻り、本山哲とのタッグを組む。なおカーナンバーは2年ぶりに「46」をつけることになる。松田が抜けたIMPULには安田裕信が加入しJP・デ・オリベイラとのコンビ。そしてKONDO RACINGはミハエル・クルムと期待の若手である佐々木大樹を抜てき。昨年のJAFGP(GT300クラスRace1)での優勝などが評価され、念願のステップアップとなった。
タイヤメーカーは4チームとも変更がなくNISMO、MOLAがミシュラン。IMPULはブリヂストン。KONDOはヨコハマタイヤを装着してシーズンに臨む。
またGT300クラスには今年もGT3仕様のNISMO GT-Rをいくつかのチームに提供予定。直属のNDDPは、星野一樹が引き続き残留。そのパートナーには昨年のJAFGPで素晴らしい走りをみせたルーカス・オルドネスが加入する。こちらも注目の布陣だ。
今回の発表にあたり、NISMOの宮谷正一社長は「今年創立30周年を迎えるニスモは、日産の“今までなかったワクワクを”を体現するパフォーマンスブランドであり、このブランドの信頼性をさらに上げていくためにも我々はレースで勝利していかねばなりません。新生SUPER GTでは必ずやシリーズチャンピオンを奪還し、ファンの皆さんの期待に応えたいと思っております。また、グローバルな舞台においてもLMP2、GT3、グローバルドライバーエクスチェンジを活用した活動を広げて、日産・ニスモの存在をこれまで以上にアピールしていきたいと考えています」とリリースでコメント。チャンピオン奪還を狙う日産勢から、目が離せない。
なお、23日(日)に日産グローバル本社ギャラリーで今季のドライバーとチーム監督が登場しトークショーなどのファンイベントを開催予定。こちらも日産ファンにとっては見逃すことができないプログラムとなっている。
2014SUPER GT 日産ドライバーズラインナップ
<GT500>
23 NISMO:松田次生/ロニー・クインタレッリ
12 IMPUL:安田裕信/JP・デ・オリベイラ
24KONDO :ミハエル・クルム/佐々木大樹
46MOLA:本山哲/柳田真孝
<GT300>
3NDDP:星野一樹/ルーカス・オルドネス
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