【SGT】今年から“識別灯”のシステムが一部変更。第1ドライバーは赤、第2ドライバーは青

SGT識別灯取り付け位置(1)©KANSENZYUKU

 各マシン、2人一組で争われるSUPER GT。以前からエントリーしているドライバーのどちらが乗り込んでいるのかを外から判断できる「識別灯」が採用されてきたが、そのシステムが今年から一部変更される。

 昨年までは、全マシンともに白色の指定されたLEDランプがフロントウインドウ内側に取り付けられ、第1ドライバーは点灯、第2ドライバーは点滅という形で見分けられるようになっていた。それが今年から常に点灯状態でドライバーごとに色で分けられるようになった。新しい識別灯の色分けは以下の通りだ。

第1ドライバー=赤、第2ドライバー=青、第3ドライバー=緑、第4ドライバー=白

SGT識別灯取り付け位置(2)©KANSENZYUKU SGT識別灯取り付け位置(3)©KANSENZYUKU

 これにより、鈴鹿1000kmなどで登場する第3ドライバー分も対応できるようになり、昨年以上に分かりやすくなった。

 この新システムは15・16日に行われた岡山合同テストですでに導入されており、「赤」「青」と判別が可能。しかしLEDランプの大きさが思った以上に小さく、実際に点灯していても太陽光の反射等で確認するのが難しくなっており、ファンの間からも「色はわかりやすいが、小さすぎて分からない」と改善を求める声も上がっている。

 取り付け位置は正面から見てフロントウインドウの右上部分で統一されているため、レース中は是非注目して見ていただきたい。

『記事:吉田 知弘』

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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