【SGT】2014第5戦富士:ホンダNSX待望の初PP!17号車ケーヒンの塚越が渾身のアタック

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©T.Yoshita/KANSENZYUKU

 2014年のSUPER GT第5戦富士の公式予選。台風11号が迫り、雨もパラつく中、今回も大白熱の予選が繰り広げられた。

 まずは全15台で行われた予選Q1。開始直後にGT300クラスの車両がピットに戻れずコース脇でストップしたため、赤旗が出されたが、残り10分まで時間が戻され再開。いきなり激しいタイムアタック合戦が繰り広げられた。

 今季はスピード不足で苦しんでいたホンダNSX CONCEPT-GT勢が復活の狼煙を上げる。まずは午前中の公式練習でトップタイムを記録していたNo.18 ウイダーモデューロNSX CONCEPT-GT。このQ1はフレデリック・マコヴィッキィが担当し1分30秒061を記録し暫定トップに浮上。ライバルを圧倒する。このままマコヴィッキィがトップ通過かと思われたが、こちらも朝の公式練習で速かったNo.39 DENSO KOBELCO SARD RC F(オリバー・ジャービス)が1分29秒986で逆転する。一方、No.37 Keeper TOM’S RC F(伊藤大輔/アンドレア・カルダレッリ)、No.12 カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)などランキング上位チームは重いウェイトハンデとリストリクター制限が足かせとなり苦戦。ランキング上位4チームがQ1で姿を消す波乱となった。

 続くQ2では、懸念していた雨が降り出す。グリーンシグナルと同時に各車がスリックタイヤでコースイン。なんとかドライのままでアタックを試みるが、その直後に大粒の雨が降り出し、セッション中盤にはほぼ全車がピットイン。ウエットタイヤに交換した。

 その後はチェッカーまで各車が繰り返しタイムアタックを行い順位が目まぐるしく変わっていくが、NSX勢の勢いは健在。18号車の山本尚貴やNo.8 ARTA NSX CONCEPT-GTのヴィタントニオ・リウッツィが上位に躍り出ると、今日が誕生日というNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rのロニー・クインタレッリが1分37秒636でトップに浮上。このまま自身のバースデーを祝うポールポジションを獲得するかと思われたが、最後の最後で唯一スリックタイヤでのタイムアタックを続けていたNo.17 KEIHIN NSX CONCEPT-GTの塚越広大が1分30秒430を記録。最後の1周だけ雨の量が弱まって路面が少し乾き、勝利の女神は塚越に微笑んのだ。

 今季は苦戦が続いていたホンダNSX CONCEPT-GT勢が、待望のポールポジションを獲得することになった。2位には松田/クインタレッリ組の23号車、3位にはリウッツィ/松浦組の8号車がそのまま入った。ハンデの影響で他陣営が苦しむ中、前回同様にホンダ勢が躍進。5台中4台がQ2へ進出し、その頂点に塚越/金石組の17号車がたった。

©T.Yoshita/KANSENZYUKU

 2011年の岡山以来、通算2回目のポールを獲得した塚越は「ウエットに替えようかも迷ったが、勝智監督がドライのままで行こうと背中を押してくれたので、自分も割り切って攻めることができた。こういった難しい状況下でも力強い走りができるくらいまで、チームが成長したんだなと感じた。」とコメント。

 明日の決勝レースは、台風接近に伴い荒天の予報となってしまっているが、最後まで予想不可能な大バトルになることは間違いないだろう。

『記事:吉田 知弘』

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吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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