ケータハムF1チームは4日、今週末開催されるイタリアGPに向けたプレスリリースを発表。今戦は小林可夢偉とマーカス・エリクソンのコンビに戻して参戦することを明らかにした。
可夢偉は、夏休み明けのベルギーGP直前にチームがアンドレ・ロッテラーとの交替を決断。同GPは欠場することになった。7月のチーム体制変更により新たなボスに就任したコリン・コレスの方針により、可夢偉への風当たりは悪くなっており、イタリアGP以降もロッテラーもしくはスポンサー資金が豊富な別のドライバーが乗るのではないかと噂されており、彼自身もケータハムを離れてザウバーへの移籍するのではないかという噂まで上がっていた。
実際に今週末もロベルト・メルヒ(スペイン出身23歳)が出場するという節が濃厚だったが、スーパーライセンス等の発給の都合もあってか、今回は可夢偉がドライブ。ただし、フリー走行1回目は可夢偉のシャシーを使ってメルヒがドライブ予定。おそらく、シンガポールGP以降で正式起用するためのステップとしての考えが強いようだ。
可夢偉は「自分はケータハムの一員だし、チームの決定に従うだけ。とにかくまたマシンに戻ることができ、レースに望めることが凄く楽しみ。アップデートしたマシンで走るのは初めて。これでモンツァを走るとどのようなパフォーマンスを発揮できるか楽しみだよ。モンツァはハイスピードサーキットとして楽しむことができるけど、それ以外にも熱狂的なイタリアのファンが好き。彼が素晴らしい週末の雰囲気を作り出してくれるからね。」とプレスリリースでコメントを発表している。
チームの方針転換により今後のシートについても保証がされていない中でのイタリアGP出場。これまで以上に3日間でのパフォーマンスで、チームにどのようなアピールが出来るのか?可夢偉にとっては非常に重油なレースウィークが今週末始まる。
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