2015年からレッドブルを離れフェラーリへの移籍が決まっているセバスチャン・ベッテルが早速イタリアのフェラーリ本社近くにあるテストコース「フィオラノ」で、念願のフェラーリマシン初走行を行なった。
レッドブルとの契約等の関係で、まだ今季型のマシンに乗ることが出来ないベッテルではあるが、最終戦アブダビGPが終わった2日後から同地で行われた合同テストでは早速フェラーリのピットを訪問していた。
今回は、2012年のF2012を使用しての走行。ピットには早速真っ赤なレーシングスーツで登場。前述の契約もあるためか白色ベースのヘルメットを被ってマシンに乗り込み、1周3km弱のフィオラノで100周近く走り込んだ。
フェラーリのリリースで「まるで魔法にかかったような時間だった」とコメント。かつて自身がF1を目指していた頃は同郷の先輩であるミハエル・シューマッハがフェラーリとともに黄金時代を築いていた時期でもあり、今回のフェラーリ移籍も「あこがれが叶った」と決定当初から興奮した様子だった。
ベッテルはF2012での実走行以外にF14Tのシミュレーターも体験。来季からの新チームでのチャンピオン奪還に向けて少しずつ準備を進めている。
また、2009年から6年間在籍したレッドブル・レーシングのファクトリーも先日訪れ、スタッフ1人1人に別れの挨拶を行なった。
来年から“伝統の跳ね馬”に乗り換えるベッテル。今シーズンの不振を振り払うような快進撃を期待したい。
『記事:吉田 知弘』
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