【F1】2015ヘレステスト2日目:ベッテルが2日連続トップ!マクラーレン・ホンダは走り込めず

©Ferrari
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 2015年のF1プレシーズン合同テスト。最初の開催地であるヘレスサーキットでは2日目のセッションが行われた。

 この日からロータスが走行を開始。パストール・マルドナードが新車E23Hybridでコースイン。合計8チームがテストに参加した。

 今回のテストは新車が出来上がって最初の走行ということもあり、各チームそれぞれトラブルを抱えていた様子。レッドブル・レーシングは新加入のダニール・クビアトがドライブしたものの、アウトラップでコースオフしフロントウイングを破損。このテストに間に合わせるため直前に完成したマシンということもあり、まだRB11用のスペアパーツがなく、やむを得ず午後はフロントウイングなしでシステムチェックのみを行うことになってしまった。

 また注目のマクラーレン・ホンダはジェンソン・バトンが2日目を担当。この日もトラブルで1日の大半をガレージで過ごすことになり、タイムも1分54秒655に終わった。

 2日目もトップタイムを記録したのはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)。前日より約2秒タイムを縮め1分20秒984を記録した。2番手にはフェリペ・ナスル(ザウバー)が入り、2日連続でフェラーリのパワーユニットを使う2台が上位を独占した。

 3番手にはバルテリ・ボッタス(ウイリアムズ)、4番手には今年初テストとなった王者ルイス・ハミルトン(メルセデス)がつけた。昨年のチャンピオンチームはライバルからタイム的には遅れを撮っているものの、この日も91周と全車の中で一番長い距離を走破。今後本格的にペースアップした時に、どんなタイムを叩き出してくるか注目だ。

【2015F1ヘレス合同テスト2日目(2月2日)結果】
1:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)1分20秒984/88周
2:フェリペ・ナスル(ザウバー)1分21秒867/89周
3:バルテリ・ボッタス(ウイリアムズ)1分22秒106/61周
4:ルイス・ハミルトン(メルセデス)1分22秒490/91周
5:マックス・フェルスタッペン(トロ・ロッソ)1分24秒167/73周
6:パストール・マルドナード(ロータス)1分25秒802/41周
7:ジェンソン・バトン(マクラーレン)1分54秒655/6周
8:ダニール・クビアト(レッドブル)NoTime/18周

『記事:吉田 知弘』
 

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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