3月14・15日と岡山県の岡山国際サーキットで行われたSUPER GTの公式合同テスト。今年もNo.100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GTはシーズン前限定の「テストカラー」で登場した。
この仕様は今月上旬に行なわれた鈴鹿でのメーカーテストと今回の岡山のみで採用される通称“フェーズ1”と呼ばれる限定カラー。先代のHSV-010時代から始まったもので、このカラーを観たくてサーキットまで足を運ぶとう熱心なファンも少なくない。
今年のフェーズ1は恒例のカーボン時を連想させる黒ベースのカラーにチーム国光のロゴにも使われている「100」が浮き出てくるデザイン。おそらくこれがレイブリックカラーとなるシリーズ仕様“フェーズ2”のベースデザインになりそうだ。
今年は山本尚貴が3年ぶりに復帰し、昨年GP2シリーズに挑戦していた伊沢拓也も国内に復帰。2人とも高橋国光監督のもとで育ち、昨年はそれぞれの舞台で活躍。急きょ18号車で組むことになった昨年の最終戦でも他を圧倒するパフォーマンスをみせ3位表彰台。ピットストップ時の思わぬトラブルさえなければ優勝も見えるほどの速さを見せていた。今年はともにホンダのエースとして成長し再び名門チームに復帰。間違いなかくチャンピオン候補の一角としてライバル陣営も警戒していることだろう。
今回のテストではタイム的に上位に食い込んでくることは少なかったが、特に2日目はロングランを中心としたプログラムを消化し、開幕戦に向けて有効なデータも収集できた模様。この岡山で、2015年版のテストカラーは早くも見納めになってしまうが、今度はシリーズ仕様のレイブリックカラーで開幕戦はどんな走りを見せてくれるのか注目だ。
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