【JSB1000】2015第1戦鈴鹿:開幕戦から4メーカーがガチンコ勝負!津田拓也が競り勝ちポール・トゥ・ウィン!

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 2015年の全日本ロードレース選手権のJSB1000クラス第1戦決勝が19日、鈴鹿サーキットで行われた。

 今年も「鈴鹿2&4レース」としてスーパーフォーミュラとの併催で行われ国内最高峰の2輪レース。特に2015シーズンはヤマハが中須賀克行を擁しファクトリーチームで参戦する他、昨年J-GP2で活躍した若手が続々とスポット参戦。さらに秋吉耕佑が2年ぶりにフル参戦を果たすなど見どころの多いシーズン。それだけに、全員が総当りとなるシーズン初戦は見応えある大激戦となった。

 ポールポジションを獲得したのは津田拓也(ヨシムラ・スズキ)。2番手には渡辺一樹(Team GREEN)、3番手に高橋巧(MuSASHi RT HARC PRO)というフロントロー。さらに2列目にも中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)をはじめトップライダーがトップ10圏内にひしめいた。スタートでは津田が1コーナーを制するが、予選から勢いにのる渡辺がパス。オープニングをトップで帰ってくる。その背後に高橋と中須賀も追い付き、序盤から4メーカーのトップライダーが火花を散らすほどの接近戦を披露。会場に詰めかけた2輪ファンのみならずスーパーフォーミュラを目当てに来ていた4輪ファンも釘付けになるほどの白熱したレース展開となった。

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 予選ではわずか0.078秒差届かなかった渡辺。その悔しさを晴らすためにも何とか後続を抑えたかったが、今週末は津田の方が勢いでも勝っており、6周目のダンロップでアウト側から豪快にパス。トップ奪還に成功。その後も4台による激しいトップ争いが続いたが10周を過ぎたあたりから、少しずつ津田がリードを広げていく。一方、今回は後方から追い上げとなった中須賀もスタートポジションの4番手から徐々に順位を上げていき13周目に2位浮上。トップを追いかけたが、最後までアクセルを緩めなかった津田が逃げ切りチェッカーフラッグ。2015シーズンの初戦を制した。2位には中須賀、3位には渡辺がそのまま続いた。

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 津田にとっては2013年筑波以来、およそ1年半ぶりの勝利。パルクフェルメに戻ると、加藤陽平監督を始めチーム首脳陣が笑顔で出迎え、津田も感極まっている様子だった。

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<<決勝トップ3記者会見>>
優勝 ヨシムラスズキシェルアドバンス 津田拓也選手 
【初戦を終えて】前回に勝利したのがヨシムラで参戦初年度の筑波Rdで1年半ぶりに優勝出来たので本当に嬉しいです。一樹君と中須賀さんが非常に強くて、中須賀さんもバイクの仕上がりが厳しいのは分かっていましたが、ちょっとでもアクセルを緩めると抜かれそうな勢いだったので最後まで全力でプッシュしました。
【残りのシーズンに向けて】去年までは走る前に相談出来る人がいなくて走る前から一人で悩んだりしていたんですが、今シーズンは辻本さんがアドバイザーで加入されたお陰で相談する人ができチームとのコミュニケーションもとても滑らかになり、レース前に色々焦る事もなくなり感謝しています。今後も全力で戦い続けないとすぐに追いつかれるんで引き続き全力で戦いたいと思います。

ヨシムラスズキシェルアドバンス 加藤陽平監督 
拓也君が完璧なレースをしてくれて感動しホッとしました。拓也君とも3年目なんですが、マシンとライダーと共に成長していると感じています。チーム全員総力を上げて戦った結果なので関わってくれている皆さんに感謝しています。初戦非常に強いレースを見せてくれましたが引き続き自分たちの実力を出していける様、全力でサポートしていきます。

2位 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 中須賀克行選手
【初戦を終えて】開幕から全戦優勝を狙っていたので今は非常に悔しいです。でもマシン自体がまとまればいつでも行ける状態ではあるので、今は今ひとつ自分が新しいバイクと仲良くなれなかったのが敗因ですね。2戦目はもう来週なので気持ちを切り替えてシーズン通してもう少し戦えるバイクに仕上がればまた面白い展開になるんじゃないかと思います。今はまだマシン自体が仕上がってないので非常に辛かったですけど方向性はしっかり見えてきているので来週に向けて頑張ります。
【残りのシーズンに向けて】全戦優勝の公約は拓也くんに打ち砕かれてしまったんですが、チャンピオンになることがマストなので残りのシーズンをどうやって戦っていくかが大事なのでライバルの実力もどんどん上がってきているのでチャレンジャーとして全力でぶつかっていきたいと思います。

3位 TeamGREEN 渡辺一樹選手
【初戦を終えて】表彰台に乗る度に言ってる気がしますが今は悔しいです。テストから調子が良かっただけに順位を落としているので悔しいですし自分のバイクを作る能力がまだまだ足りないと感じたレースでした。タイヤのグリップがある内は非常にいいペースで走れるんですが、タイヤがたれてきてからの車体の状況が思わしくなくてその辺がテストから詰め切れてなかったのかなと思います。
【残りのシーズンに向けて】JSB3年目で大事なレースとなる初戦で表彰台に上がれたのはネガティブな事ではないのでここから先もう少しマシンを仕上げて来週のオートポリスのレースウィークに入ったらすぐにトップレベルの走りで優勝出来るように頑張ります。

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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