【F1】2015スペインGP:レースレポート

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©Pirelli
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 2015のF1世界選手権は第5戦スペインGPを迎え、現地時間の10日に決勝レースが行われた。

 ポールポジションは今季初のニコ・ロズベルグ(メルセデス)、フロントローには僚友のルイス・ハミルトンが並び、3番手にはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がつけるという序盤戦と変わらない顔ぶれとなった。

 またマクラーレン・ホンダはトラブルフリーで予選を迎えフェルナンド・アロンソが13番手、ジェンソン・バトンも14番手を獲得。今季初ポイントに期待がかかった。

 スタートではロズベルグが抜群のダッシュを決め余裕を持って1コーナーへ。アウト側グリッドのグリップ力を生かしベッテルが2番手を奪い取る。ロズベルグは序盤から1分31秒台を連発し後続を引き離し10周を終えた段階で、2位ベッテルとの差は7秒にまで広がった。

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 一方のベッテルは背後に迫るハミルトンをけん制しながらのレース展開。ここスペインのカタロニア・サーキットは高速コーナーが多く、なかなか前のマシンに近づくことができない。ハミルトン陣営はコース上でのオーバーテイクが困難だと判断すると、3ストップ作戦に変更。ピット戦略での逆転を狙い、上位陣の中では一番速い13周目に最初のタイヤ交換を行う。これにベッテル側もすぐ反応。アンダーカット(先にタイヤ交換を済ませ新品タイヤの前方クリアな状況下でペースを上げ逆転を狙う作戦)を阻止するため翌14周目にピットイン。ハミルトンの先行を許さなかった。

 こうしている間にも更にリードを広げたロズベルグは15周目にピットイン。すでに8秒と大量リードを築いておりクルーも余裕を持って彼を送り出す。

 中盤以降は2位争いが白熱。作戦変更をしたハミルトンは全体のおよそ半分に当たる32周目にピットイン。先にプライム側のハードタイヤに履き替えて更にプッシュしていく。ベッテルは今週末ハードタイヤのマネジメントに手を焼いており、2ストップ作戦で終盤までミディアムで引っ張る作戦。逆にハードタイヤでも1分30秒台を叩き出せるハミルトンは少しずつ差を縮めていった。

 40周目にベッテルが2度目のピットストップ。ハードタイヤに履き替えるが戦前の予想通りタイムが伸びない。この間もハミルトンは手を緩めずプッシュを続け、1回多い自らのピットストップでのロスタイムを稼いでいく。

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 そして51周目に3回目のタイヤ交換。メカニックもミスのない作業で前年王者を送り出し、見事ベッテルの前でコースに復帰。結局はシルバーアローがワン・ツー体制を築くことになった。最後の最後でミディアムタイヤを使用することになったハミルトンは、1分28秒270のファステストラップを記録。18秒先のロズベルグを猛追しようとしたが、さすがに残り周回が足りなかった。

 結局、レース後半はほとんど国際映像に映らず独走状態となったロズベルグが今季初のトップチェッカーを受けた。2位にはハミルトンが入りメルセデス勢は今季3度目のワン・ツーフィニッシュ。3位にベッテルが続いたが、トップから45秒も差をつけられてしまい、まさに完敗の決勝レースとなってしまった。

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 マクラーレン・ホンダ勢はアロンソが中盤までポイント圏内に絡む争いをしていたが、ブレーキトラブルが発生し26周でリタイア。バトンも序盤からトラクションがうまくかからずホイールスピンを繰り返す症状に見舞われ、16位でチェッカー。両者ともに不本意なスペインGPとなってしまった。

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吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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