【2015鈴鹿8耐】スズキ勢も体制決まる、ヨシムラは海外ライダーを招集、青木宣篤はMoto Map Supplyから参戦

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 7月23〜26日に開催される2015コカ・コーラ ゼロ鈴鹿8時間耐久ロードレース(第38回大会)に向けて、各陣営が続々と体制を発表している中、スズキ勢も続々と参戦ライダーが明らかになっている。

 第1回大会の優勝チームであるヨシムラ・スズキ・シェル・アドバンス。昨年は設立60周年を記念しレジェンドチームを結成。ケビン・シュワンツも走ったことで話題を集めた。今年は、再び王者へ挑戦するためにエースバイク1台のみのエントリー。昨年のポールシッターである津田拓也が今年もエースを務め、昨年2位の立役者であるジョシュ・ウォーターズも参戦。さらにスーパーバイク世界選手権で活躍中のアレックス・ロウズが加入。スズキのバイクにも慣れているだけあって、レースウィークは力強い助っ人となってくれるだろう。

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 昨年はあと一歩のところでMuSASHi RT HARC PROに及ばず2位表彰台。しかし鈴鹿での2015JSB1000開幕戦では津田が見事ポール・トゥ・ウィンを果たしライバルを圧倒した。ウォーターズ、ロウズとともに優勝争いに絡んでくるのは間違いないだろう。

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 ここ数年はヨシムラから参戦していた青木宣篤は、今年Moto Map Supplyから参戦。彼とともにスズキのMotoGPマシン開発ライダーを務めた今野由寛とペアを組む。こちらも経験豊富のベテラン同士。上位を脅かす存在になることは間違いなさそうだ。

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 そして、スズキ・プライベーターのもう1台Team KAGAYAMAは加賀山就臣、芳賀紀行に加え清成龍一が加入。今年もメーカーの枠を超えたドリームチームが誕生。さらに3人ともスーパーバイク世界選手権で優勝経験があり、8耐も3人で通算6勝。今年のTeam KAGAYAMAは話題性だけでなく、レースでの強さという点でも目が離せない。

 いよいよ開幕まで1ヶ月を切った2015鈴鹿8耐。ホンダ、ヤマハ、カワサキ、スズキの4メーカーがこれまでにない最強布陣をそれ、真夏の鈴鹿サーキットに集結する。今年は果たして、どのチームが勝つのか?今から非常に楽しみだ。

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吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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