28日に東京ビッグサイトで開幕した第44回東京モーターショー2015に、2台のF1マシンが展示されている。モーターショーで現行モデルのF1マシンが登場するのは、会場を東京ビッグサイトに移して以降では初めてとなる。
まずはホンダブース。今季はフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンがドライブするマクラーレン・ホンダ『MP4-30』だ。ショーカーであるため、フロントノーズは開幕戦仕様のバージョンだが、2月にホンダウェルカムプラザ青山で展示されたのとは異なり、黒をベースにした最新のカラーリングとなっている。またプレスカンファレンスでもお披露目された新型NSXやシビックTYPE R、さらにMotoGPバイクをそのまま市販仕様にした「RC213V-S」なども展示。レースファンにとっても必見のブースとなっている。
隣のメルセデス・ベンツのブース。前回と比べると約2倍近い展示スペースを用意し、コンセプトモデルから市販モデル。AMGシリーズに加え、来季からレースデビュー予定のAMG GT3のマシンも展示されている。そのメルセデスブースの玄関口に2014年のルイス・ハミルトンのチャンピオンマシン「F1 W05 Hybrid」を展示。こちらもショーカーではあるが、彼のカーナンバーである44番が入った仕様。こちらも間近で見ることができる。
前述でも触れたとおり、現行モデルF1マシンが東京モーターショーで展示されるのは、東京ビッグサイトでは初。幕張メッセ時代まで遡っても、2007年のホンダ「RA107」以来と言っても良いかもしれない。その他にもブリヂストンブースには佐藤琢磨が駆るAJフォイトレーシングのインディカーや、アウディにはWECで活躍中のR18 eトロン クワトロも展示。またホンダ、ヤマハ、スズキではMotoGP™バイクも展示されている。
近年はエコカーやハイブリッド車、さらには燃料電池車など未来を見据えたクルマの展示がメインになってきているが、今回の東京モーターショーでは昔ながらの「カッコいいクルマやバイク」が各メーカーのブースに復活してきている印象があり、例年以上に一つ一つのブースを見て回る価値がありそうだ。
一般公開日は10月30日から11月8日まで開催。混雑も予想されるが、クルマ好きのみならずモータースポーツファンにとっても見逃せない1週間となりそうだ。
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