【SGT】2015第7戦オートポリス:朝のフリー走行から波乱の連続、24号車D’Station GT-Rが最速

©T.Yoshita/KANSENZYUKU

 2015年のSUPER GT第7戦オートポリスが31日、大分県のオートポリスで開幕した。昨年は初夏の5月末開催だったが、今年はスケジュールが大幅に変更され、10月末に。チャンピオン争いもかかる重要な1戦となっている。

 早速、朝9時00分からフリー走行が行われたが、標高が高い場所にあるオートポリスは朝から冷え込み、セッション開始時点は気温8度、路面温度13度と非常に低いコンディションとなった。これが災いしたのか、開始5分のところでNo.64 EPSON NSX CONCEPT-GT(中嶋大祐/ベルトラン・バゲット)がターン4でクラッシュ、赤旗中断となる。乗っていた大祐に怪我はなかったが、クラッシュバリアが破損したため、その交換で約15分ほど中断を余儀なくされる。また前回SUGOで優勝しランキング2位につけたNo.100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT(山本尚貴/伊沢拓也)も、マシントラブルをかかえ、50分が経過したところでやっとコースイン。今回は燃料リストリクターが外されたものの、クラスでは一番思い49kgのウェイトハンデを背負う100号車。結局11番手タイムでセッションを終えた。

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 トップタイムをマークしたのはNo.24 D’Station ADVAN GT-R(佐々木大樹/ミハエル・クルム)。最後の占有時間でタイムを詰め1分33秒060を記録した。2番手にはNo.37 Keeper TOM’S RC F(アンドレア・カルダレッリ/平川亮)が入り逆転チャンピオンを狙う2台が幸先の良いスタート。3番手にはランキング首位のNo.12 カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が続いた。今回はペナルティにより安田が走行できない公式練習となったがオリベイラがマシンのセットアップを進め、好タイムを記録した。

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 GT300クラスはNO.31 TOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀/中山雄一)がトップタイムを記録した。

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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