【SF】注目の2016トヨタエンジン勢ラインナップ発表、まさかの「未定」枠も

©T.Yoshita/KANSENZYUKU

 TOYOTA GAZOO Racingは2016年の全日本選手権スーパーフォーミュラに参戦するトヨタエンジン搭載チーム・ドライバーを発表した。

 昨年と同様にセルモ、KONDO Racing、ルマン、KCMG、インパル、トムスの6チーム11台にエンジンを供給予定。昨年はドライバーズで石浦宏明が初のチャンピオンに輝き、チームタイトルはトムスが勝ち取った。もちろん両部門での連覇を目指している。

 まずはP.MU/CERUMO・INGINGはラインナップに変更なし。チャンピオンの石浦がカーナンバー1をつけ、2番は国本雄資。今年はSUNOCOのみのスポンサードとなるTeamLeMansは小林可夢偉は続投。ナレイン・カーティケヤンが加入。これまでレギュラーだった平川亮は今年ヨーロピアン・ル・マン・シリーズに挑戦するため、スケジュールの都合もありSFは不参加となる。

 今年は36、37番にカーナンバーが戻ったトムスはアンドレ・ロッテラーと中嶋一貴でこちらも変わらず。KCMGは1台体制で中山雄一が3年目のシーズンに挑む。

 そして、注目のチームインパル。19番はジョアオ・パオロ・デ・オリベイラはそのまま。しかしチームメイトに関しては「TBN(調整中)」とのこと。昨年ステアリングを握ったアンドレア・カルダレッリは離脱が濃厚のようで、一部の報道や現地での噂では空いた枠にロイック・デュバルかジェームス・ロシターのどちらかが入るのではないかと言われていた。しかし、この2月4日になっても正式な答えが出ていないのか、正式な発表はなかった。

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 またKONDO Racingもカーナンバー3、4ともに未定となっている。こちらも様々な噂が上がっており、正式にドライバーがアナウンスされるまでには少し時間がかかりそうだ。

 今年はSUPER GTだけではなくスーパーフォーミュラも体制がどうなるか注目が集まっていただけに、未定枠が3つもあるとあって、少しすっきりしない体制発表となってしまった。

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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