【2016鈴鹿ファン感】第7回永遠のライバル対決(Race1):初の3人対決!初日は中嶋が先勝

©T.Yoshita/KANSENZYUKU

 鈴鹿ファン感では恒例となった永遠のライバル対決が今年も開催され、スタンドは今日一番の盛り上がりとなった。

 これまで星野一義と中嶋悟と対決として毎年、現役時代と変わらぬ熱いバトルをみせてきたが、そこに今年は日本人として初めてル・マン24時間レースを制した関谷正徳も参戦することに。日本レース界を牽引し、今ではSUPER GTの監督を務める三氏が対決するという、これまた「夢の対決」が実現することになった。

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 昨年初めてチャンピオンベルトを手にした星野。それを腰にまいて登場。やはりどことなく嬉しそうな表情だった。一方の中嶋は昨年のリベンジを果たそうと虎視眈々。トークショーでは少しでも自分が有利になりたい、負けたくないとトークバトルを展開。これには新しく参戦する「2人の会話を聞いていると、この対決に入るのまずいなと思いましたね。当時の負けたくない気持ちが全く変わってない」と圧倒されている様子だった。

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 そして、いざ対決へ。星野は日産GT-R、中嶋はHSV-010、関谷はレクサスSC430に乗車。今までフォーミュラカーでの対決だったが、今年は初めてGT対決となり、スタート形式もローリングスタート。グランドスタンドはこの日一番の熱気に包まれた。

 ポールポジションは昨年覇者の星野だったが、好スタートを決めた中嶋がトップを奪い1コーナーへ。その後関谷、インを突き並びかけるが星野が意地で抑えるなど白熱したバトルにスタンドもさらに盛り上がった。

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 スタートから勢いがあった中嶋は、1周目から後続を引き離し、なおも1・2コーナーやS字を攻め込んでいく。最後は距離が縮まったものの、終始中嶋の速さが光り1日目の対決を制した。

 チャンピオンベルト獲得のためには2日目も2位以内に入る必要があるが、まず1勝できたということで中嶋は安堵の表情。一方の星野は「策を練らなきゃ」と悔しさをにじませていた。

 さらに関谷も自信をみせており、2日目は「永遠のライバル対決」史上で最も激しいバトルが見られるかもしれない。

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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