2016年のSUPER GT開幕まで2週間に迫った26日、富士スピードウェイで今季2回目となる公式合同テストがスタート。午前のセッションはNo.12カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)がトップタイムを記録した。
前日は雪が降るほどの寒さとなった富士スピードウェイ。この日も、早朝は気温4度という寒さだったが、朝からSGTマシンの走りを一目見ようと多くのファンが来場。シリーズ戦での土曜公式練習と変わらないくらいの賑わい具合となった。
昨日の悪天候の影響により、雨は降っていないものの路面はウエット。セッション前から「WET宣言」が出され、各車ともにレインタイヤでコースイン。まずはチェック走行からのスタートとなった。
途中ランボルギーニ・ウラカンがコースオフし赤旗中断となったが、それ以外は順調にセッションが進行。開始から45分が経過したあたりから、路面も乾き始め続々とスリックタイヤを投入。一気にラップタイムも上がっていく。
その中で速さを見せたのが、昨年富士開催2戦ともを勝利した日産GT-R勢。No.1MOTUL AUTECH GT-Rの松田次生が1分30秒374をマークすると、12号車のオリベイラが1分29秒931を叩き出しトップへ。その後、さらにタイムを詰めていき1分28秒244を記録し午前のセッションを終えた。
セッション中盤は日産勢がリードしていたが、レクサス勢も残り30分になってタイムを更新。2番手にNo.38 ZENT CERUMO RC F、3番手にNo.37 Keeper TOM’S RC F、4番手にDENSO KOBELCO RC Fとレクサスが続き、前回の岡山テストに続いて好調さをアピールしていた。
ホンダ勢はNo.17 KEIHIN NSX CONCEPT-GTが9番手で陣営最速。少し遅れをとったように見えがちだが、No.100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GTはトラブルがあったとのことで午前中は思うように走り込めなかった。もちろん他チームも別のテストメニューをこなしていた可能性もあり、午後のセッションでどこまでタイムを詰めてくるのか注目だ。
GT300クラスも、コンディション回復に伴いトップタイムがめまぐるしく変わるセッションに。最終的にNo.3 B-MAX NDDP GT-Rが1分37秒315でトップタイムを記録した。また岡山のテストではギアボックストラブルで初日午前中で撤収を余儀なくされたNo.7Studie BMW M6。新しいパーツが昨日の夜中に届き、メカニックが徹夜で作業。今朝7時に組み立てが完了したとのこと。午前中は46周を走破し4番手タイムで終えた。
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