【SGT】2016第1戦岡山:昨年王者のMOTUL AUTECH GT-Rが貫禄の走りで開幕戦を勝利!

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 2016年のSUPER GT開幕戦岡山の決勝レースが行われ、3番手からスタートしたNo.1MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が優勝した。

©SHIGE.Y
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 昨年とは打って変わり、晴天に恵まれた開幕戦。この日を待ちわびたファンがスタンドに集まり、2016シーズンの最初のバトルに注目した。ポールポジションはNo.37Keeper TOM’S RC F(ジェームス・ロシター/平川亮)。前半担当のロシターがトップで1コーナーを通過すると、後続がバトルをしている間にリードを広げ独走状態に持ち込んでいく。序盤はタイヤの温まりも気にしてか各車とも様子見という状態だったが、7番手スタートのNo.19WedsSport ADVAN RC Fの関口雄飛が混戦の口火を切る。前を走るNo.12カルソニックIMPUL GT-Rの安田裕信、No.39DENSO KOBELCO SARD RC Fの平手晃平に対して真っ向勝負を挑み、GT300との混走でもアグレッシブな走りを披露。ファンを沸かせた。

 一方上位争いは、37号車のロシターに続いてNo.6WAKO’S 4CR RC Fのアンドレア・カルダレッリが2番手につける展開。予選同様レクサス勢が有利かと思われたが、昨年のチャンピオンである1号車が中盤から本領を発揮する。

©S.Nakagawa ©S.Nakagawa
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 スタートドライバーを務めたロニー・クインタレッリはまず2位の6号車に接近。28周目のヘアピンでパスし、2位へ浮上。そこから7.7秒先にいたロシターも追いかけ、みるみるうちに接近。ついに35周目には1秒圏内まで詰める。ここでロシターがピットに入り平川亮にバトンタッチ。一方の1号車クインタレッリはステイアウトを選択。1分22秒台までペースを上げ貯金を作ると39周目にピットイン。チームも迅速な作業で送り出し逆転に成功する。1号車の後半スティント担当の松田も、混走の中を安定したペースで走行。あっという間に37号車の差を10秒にまで広げてしまった。

 レース後半は特に接近戦のバトルもなく順位も落ち着き始めてきた中、今年からGT500にステップアップしたNo.46S Road CRAFTSPORTS GT-Rの千代勝正がファンを沸かせる走りをみせる。

©S.Nakagawa
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 本山哲から4番手でバトンを受け取ると、上位陣では最速となる1分22秒台のペースで、まずは3位の6号車に接近。岡山を得意とする大嶋和也に積極的に攻め込んでいく。バックストレートで背後に並びヘアピンで仕掛けていくが、大嶋もGT500での経験を生かし千代のスペースを残しつつも前に出させない走りを披露。だが、それでも千代は諦めずチャンスをうかがう。そして52周目に直前のアトウッドコーナーで一瞬大嶋がGT300車両に引っかかったのを見逃さずにヘアピンで並びかけオーバーテイク。3位に浮上した。

 GT500デビュー戦からアグレッシブなドライビングをみせる千代だが、3位で満足することなく、次は2位を走る平川を猛追。こちらも10秒近くあった差を一気に詰め残り10周で背後に攻める。

 とにかく無心で攻めたという千代は、タイヤをダートに落とすほどコース幅をいっぱい使ったドライビングをみせ、37号車を追いかける。一方、昨年も数々のレースで瞬発力のある走りをみせた平川。今回は逆に守る立場になったが、GT300をうまく使い千代に並びかけるチャンスを与えない。2台の争いはファイナルラップまで続いた。

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 結局終盤は独走状態となり、ほとんど公式映像に映ることもなかった1号車が、そのままトップを守り開幕戦を勝利。前人未到の3連覇に向けて好スタートを切った。2位には37号車、3位には46号車が続いた。しかし今回は優勝した松田/クインタレッリ組よりも、最後までファンを魅了する気迫あるドライビングで順位を上げていった千代が主役というような雰囲気になっていた。

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吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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