【SF】2016鈴鹿合同&ルーキーテスト:赤旗連発の午後セッションは、野尻智紀がトップタイム!

©︎KANSENZYUKU

鈴鹿サーキットで行われたスーパーフォーミュラの合同&ルーキーテスト。ドライコンディションとなった午後は野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がトップタイムを記録した。

午前中はほとんどウエットコンディションだったが、午後になって太陽も顔を出し気温も上昇。セッション開始時点からスリックタイヤを履いて、コースイン。積極的に周回を重ねていた。

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しかし、午後はコースオフする車両も続出。開始45分を過ぎたところで山本尚貴(TEAM無限)が1コーナーでスピンし、そのままタイヤバリアにクラッシュ。フロントウイングと左フロントサスペンションを破損してしまい、赤旗中断。なお山本には怪我はなかった。

マシン回収が終わってセッションが再開されるが1時間30分に差し掛かるところでホンダテストカーに臨んだ牧野任祐がダンロップでスピン。2度目の赤旗中断となった。

さらに残り40分付近のところでアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)がヘアピンでスピン。その後も、コース上の落下物回収やコース上に止まった車両など、計5回も赤旗が出ることになった。

急遽セッション終了が10分延長されると、各車新品タイヤをつけてタイムアタックのシミュレーション。季節的なものもあり1分36秒台に突入していった。その中で、見事トップタイムを叩き出したのは野尻。それまで、1分36秒586をマークし頭一つ抜け出ていたが、残り10分になるところで石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が1分36秒474をマーク。

それでも、残り5分を切って再びアタックし、1分36秒456でトップを奪い返し、そのままセッションが終了した。2位は石浦、3位には関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が入った。ただ上位陣は今回も接戦で、トップ9台が公式戦でのコースレコードを上回るタイムで、かつ0.5秒以内にひしめく争いとなった。

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なお、今回KCMGでテストに参加していた小林可夢偉は7番手。B-MAX RACINGは佐々木大樹が午後のセッションを担当し、18番手だった。

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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