【SF】2017第3戦富士:昨年チャンピオンの国本雄資が初ポールポジション

©︎H.Yoshii
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2017年のスーパーフォーミュラ第3戦が8日、富士スピードウェイで開幕。公式予選は昨年チャンピオンの国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)が自身初となるポールポジションを獲得した。

前回の岡山から約1ヶ月半空いての開催となるスーパーフォーミュラ。最近は人気も上昇してきており、この日は予選日にも関わらず多くのファンが来場し各コーナーで観戦していた。

気温32度、路面温度49度の真夏日のコンディションで始まった予選。直前のフリー走行や金曜日の専有走行から非常に僅差の戦いが続いていたが、特に全車が出走するQ1は熾烈で、トップから19位までがぴったり1秒以内。ここは昨年王者の国本がトップで通過を果たした。

続くQ2でも、国本がいち早くタイムを出し、前回岡山で優勝した関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が2番手につける展開。その直後、レクサスコーナーで小林可夢偉(KCMG)がスピンを喫しコース上にストップ。赤旗中断となった。

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実は、この時にタイムアタック中だったマシンも多く、残り3分まで戻されセッションが再開されるとすぐにコースイン。ベストタイムの更新を目指す。しかし、一度アタックで使ったタイヤで一番ピークのグリップを出し切ることができず、ヤン・マーデンボロー(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)やアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)が敗退する結果となった。

激しいポールポジション争いが期待されたQ3。ここでも国本の勢いは止まらず、1分23秒044をマークしトップに浮上。それに挑んだのがチームメイトの石浦宏明。実は彼もQ2の赤旗の影響をうけ再アタックを強いられたが、なんとかタイム更新に成功しQ3に進んできた。

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途中のセクタータイムでは上回っていたものの、最終セクターで詰めきれず0.063秒差で2番手。これでチェッカーフラッグとなり国本のポールポジションが決定した。

2011年から国内トップフォーミュラに参戦し、昨年は2勝を挙げる活躍を見せチャンピオンも勝ち取ったのだが、意外にも公式戦でのポールポジションは初めて。「ホッとしました」と安堵の表情を見せていた。

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2番手には石浦、3番手には関口が続いた。また注目の2016GP2王者ピエール・ガスリー(TEAM無限)は8番手で決勝を迎える。

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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