【SF】スーパーフォーミュラ鈴鹿合同テスト(1日目:午後)小暮卓史が驚速トップ!

KANSENZYUKU

スーパーフォーミュラ公式合同テスト1日目が鈴鹿サーキットで行われ、小暮卓史(NAKAJIMA RACING)がこれまでのコースレコードを約2秒上回る1分36秒803でトップタイムを記録した。

午後も晴天に恵まれた鈴鹿サーキット。午前中同様に各チームがコースインし、予選のシミュレーションや決勝を想定したロングランなど、様々なテストを行った。

しかし、前日に行われたスーパーフォーミュラRd.0でクラッシュした嵯峨宏紀(TOCHIGI LeBeausset Motorsports)はテスト不参加。他のマシンは修復作業を終え、午前中から積極的に周回を重ねた。午前と午後の合計4時間のセッションで赤旗中断などもなく順調にテストは進行。午前中に塚越広大(HP REAL RACING)がマシントラブルでガレージインする時間が多く、佐藤琢磨もエキゾースト関係のトラブルが発生しガレージ前で白煙を上げるシーンがあったが、午後には両者とも修復しテストを再開した。

また、今年から新しい仕様になったタイヤによりタイムが大幅に向上。午後には小暮卓史が、これまでの1分38秒700だったレコードを約2秒上回る1分36秒803を記録。ほぼ全員がコースレコードを上回り、関係者も驚きの表情をみせた。

結局1日目のトップはそのまま小暮。僚友の中嶋大祐も好タイムを記録し、昨年まで不振だったNAKAJIMA RACINGが名門復活の兆しをみせる一日となった。2番手にはロイック・デュバル(KYGUNUS SUNOCO TeamLeMans)がつけた。実はWECのテストもあり開幕前のSFテストはこれが最初で最後「今日しか乗るチャンスがなかったから色々な事を試したけど、新しいタイヤもマッチしていて我々も確実に進歩した。満足している」とコメントしていた。

3番手には昨年ランキング3位の伊沢拓也(DANDELON RACING)がつけ、昨年のチャンピオン中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)は5番手。チームを移籍した塚越は午前中のトラブルも響き12番手。琢磨は14番手だった。

『記事:吉田 知弘』

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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