【JSB1000】秋吉耕佑が貫禄のポールポジションを獲得

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鈴鹿2&4レースの2輪メインレースとなるJSB1000クラス。その公式予選が13日、鈴鹿サーキットで行われ秋吉耕佑(F.C.C. TSR Honda)が2分07秒322で2戦連続のポールポジションを獲得した。

今回は54台がエントリーしているため、2グループに分けて各35分間の予選を行ない、その総合順位でグリッドを決める方式で行われた。まずは2012年王者の中須賀克行をはじめ高橋巧、津田拓也、出口修などが登場したAグループ。セッション序盤に津田がトップタイムを記録し、それをターゲットタイムとして各ライバルがアタックに挑む展開となっていたが、残り5分で新品タイヤを投入し出すと、高橋が2分07秒732を記録しAグループでトップ通過を果たす。

続くBグループには、大本命の秋吉耕佑が登場。1回目のアタックでいきなりAグループの3番手タイムにあたる2分08秒123を記録すると、2回目のアタックで2分07秒322を叩き出し総合トップ浮上。その直後に200Rで転倒するライダーが発生したことにより赤旗中断。すぐにセッションは再開されるが、結局誰も秋吉のタイムを上回ることができずチェッカー。2戦連続でのポールポジションを獲得した。

2番手にはBグループで最後果敢に攻めた柳川明(TEAM GREEN)。3番手にはAグループ首位の高橋巧(MuSASHi RTハルク・プロ)が入った。決勝レースは14日(日)12時40分から16周で争われる。

秋吉耕佑 F.C.C TSR Honda ポールポジションコメント

「初日に比べると走りやすかったけど、スーパーフォーミュラも走行している関係かグリップは悪いですね。でも何周か走ってタイヤを交換してからはフィーリングは良くなりました。これまでホンダと打ち合わせしながらバイクを仕上げて来たので、明日はパーツを供給してくださっている人達のためにもいいレースがしたいです。今回の走行は夏の8耐に向けて先行パーツの確認も兼ねて走っていたので、それに関してはいいデータも取れたと思います。ただ僕自身まだ攻めきれていなくて歯がゆい気持ちでいっぱい。また明日のウォームアップでもう少しセッティングを煮詰めていく必要がりますが、決勝では表彰台、できれば優勝を目指して頑張りたいと思います。」

『記事:吉田 知弘』

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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