スタート直後からクラッシュが発生し、波乱のスタートとなった2013ル・マン24時間耐久レース。クラッシュした箇所のガードレール修復に伴い、約50分間に及ぶセーフティカーの先導が続いた。そして現地時間の16時過ぎに再スタート。1号車アウディを駆るアンドレ・ロッテラーが抜群の集中力で一気に後続を引き離すと、そのまま3分28秒台のペースで差を広げていき、スタートから2時間30分を過ぎたところで30秒以上のリードを築いている。
一方のトヨタ陣営。スタート直後は勢いをみせたものの、その後は2・3号車アウディに抜かれてしまい。4・5位をキープしている。しかし、スタートから2時間30分を過ぎたところで5位を走っていた7号車(ニコラ・ラピエール)がユノディエールの途中でいきなりストップ。マシントラブルでリタイアかと思われたが、何事もなく再びスタート。ペースも順調に当初の状態に戻っているが、今後何か大きなトラブルにならないか心配だ。
LMGTE-Proクラスはアストンマーティンとポルシェが先行する展開で、97号車アストンがトップを死守。そこに92号車ポルシェが2位、ブルーノ・セナやフレデリック・マコヴィッキィが乗り込む99号車アストンマーティンが3位に続いている展開。スタートから2時間30分のところで71号車AFコルセ(フェラーリ)が2回目のピットインを行い、トニ・バイランダーから小林可夢偉にドライバーチェンジ。いよいよル・マン24時間レース決勝の舞台に挑んでいく。
その他の日本勢だが、中野信治が乗り込む25号車は序盤のトラブルを修復しLMP2クラス20位。井原慶子が乗り込む28号車もトラブルに見舞われ大きく後退。クラス21位となっている。
『記事:吉田 知弘』
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。