【SF】2015第4戦もてぎ:石浦宏明が独走!ポール・トゥ・ウィンで今季2勝目!

©T.Yoshita/KANSENZYUKU

2015年の全日本選手権スーパーフォーミュラ第4戦ツインリンクもてぎ決勝。予期せぬ天候変化から決勝が始まった。

午前中のフリー走行ではドライコンディションだったものの、お昼ごろに急に雨が降り出しウエットに。直前に行われた全日本ロードレース選手権J-GP2決勝で赤旗中断もあった影響で、予定より5分遅れてスタートとなった。

レース前に行われる8分間ウォームアップではウエット宣言が出され、コース上にもまだ水たまりが残るほど。それでも上空には青空も見え始めており、各車スリックタイヤに履き替えてスタートを切った。

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通常はあまり大きな差がでないグリッドのアウト側・イン側だったが8分間ウォームアップでアウト側が若干乾き始めており、PPの石浦宏明(No.38 P.MU/CERUMO・INGING)がホールショット、続いて5番手の中嶋一貴(No.1 PETRONAS TEAM TOM’S)が2位、小林可夢偉(No.8 KYGNUS SUNOCO TeamLeMans)が続きフロントロースタートだった野尻智紀(No.40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が濡れた路面が影響し順位を落としてしまった。

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第2戦での初優勝以降、絶好調の石浦。オープニングラップからとにかくプッシュをし2位一貴以下を引き離していく。一貴も必死に食らいつくが、序盤から1分35秒台を連発。1周当たり0.3〜0.5秒引き離していく。もてぎは抜きにくいことで知られているコースということもあり、4・5位を走るジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(No.19 Lenovo TEAM IMPUL)、アンドレ・ロッテラー(No.2 PETRONAS TEAM TOM’S)が早めにピットイン。アンダーカットを狙い、3位可夢偉とのタイム競争に注目が集まった。

レース中盤になっても石浦の独走は止まらず、26周を終えて2位一貴との差は9秒に。この付近からピット作業が慌ただしくなっていく。上位陣では3位可夢偉が32周目にピットインするが、右リアタイヤがロックされないアクシデントに見舞われ後退。これでオリベイラが3位に浮上することになる。翌周に2位一貴もピットイン。トムス勢としては少し時間がかかってしまったが、後続との差にも余裕があり順位をキープ。そして36周目に石浦が満を持してピットイン。メカニックもミスのない作業で13.7秒でコースに送り出した。

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このまま石浦の独走でレースが終わるかと思われたが、一貴が少しでも逆転のチャンスを掴むためラストスパート。1分34秒台を連発し、7秒以上あった差を一気に縮めていく。もちろん石浦もこれに反応してペースを上げる。最後は両者が0.001秒を削り合う白熱したバトルを展開。だが終始主導権を握っていた石浦がそのままトップチェッカー。今季2勝目を飾った。2位には一貴、3位にはオリベイラが入った。

またピットでのアクシデントで大きく後退した可夢偉は追い上げを見せていくも最終ラップのバトル中に接触しスピン。今季初めてチェッカーを受けることができず17位完走扱いでレースを終えた。

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今季は毎レースで勝者が入れ替わる中、2勝目一番のりをゲットした石浦。「終わってみれば、ランキング上位のドライバー(一貴、オリベイラ)が上位に来ているので、首位ではあるけど気は抜けません。当初2勝できればチャンピオンかなぁと思っていましたが、3勝しないとチャンピオンに届かない。これからも1つ1つ気を引き締めてやっていきます」とコメント。とは言ってもランキング2位のオリベイラに7ポイント差、自身初のタイトル獲得に大きく近づく1勝になったことは間違いない。

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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