【SF】2016第1戦鈴鹿:山本尚貴が他を圧倒!独走でヨコハマタイヤでの初戦を制する!

©KANSENZYUKU

2016年の全日本スーパーフォーミュラ選手権の開幕戦「NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース」の決勝が24日、鈴鹿サーキットで行われた。

今年はGP2王者で先日代役ながらF1デビューも果たしたストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が参戦するということと、2輪のJSB1000開幕戦も併催されたため、32,000人ものファンが来場。注目の国内トップフォーミュラ開幕戦を観戦した。

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スタートでは、ポールポジションの山本尚貴(TEAM無限)がホールショット。2番手の国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)が続き、バンドーンも好ダッシュを決めて3番手につけた。

昨日の予選ではフリー走行での絶不調からいきなりの復活劇でPPを獲得した山本尚貴(TEAM無限)。決勝日の朝もタイムが伸びず最下位に沈んでしまい、レースは苦戦するのではという見方も強かった。しかしスタートを完璧に決めてトップで1コーナーを通過すると、1周目から一気にペースを上げて後続を引き離していった。

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一方後方では昨日の予選同様に波乱の展開に。3番手スタートだった関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)はフォーメーションラップスタート時に手順違反があったとして10秒ストップペナルティ。さらに予選でのミスで後方に沈んだ小林可夢偉(SUNOCO TeamLeMans)や中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)、石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)は抜きにくい鈴鹿のコースでなかなか上位に進出チャンスを作れないまま中盤に突入していった。

今回はヨコハマタイヤに変わっての初めてのレースということで、タイヤ交換をするのか、それとも無交換のまま最後までいってしまうのかなど、レース戦略に注目が集まった。10周目を過ぎてまず最初に動いたのが伊沢拓也(REAL RACING)。11周目に入り、給油のみでピットアウトしていく。12周目には予選Q1でまさかのスピンを喫したジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)。こちらタイヤ4本を交換し、アンダーカットで上位進出を狙った。

SUNOCO TeamLeMans勢も早めに動きをみせ、18周終わりでピットへ。タイヤ4本交換と給油を行いコースに復帰するが、オリベイラの逆転を許してしまう。さらにピットアウトした可夢偉のマシンだったが、右リアタイヤのナットが十分に固定されておらずスロー走行に。なんとかピットまで戻ろうとするが日立オートモティブシステムシケインで脱輪。もう一度タイヤを付け直して戦線に復帰するも、ピット作業違反のペナルティを取られ、最下位に沈むことになってしまう。

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後方で様々な混乱がある一方で、山本は順調に周回。午前中までの不調が嘘だったかのようにコンスタントに国本との差を広げ、31周終わりでピットへ。こちらはタイヤ無交換作戦を選び11.7秒でピットアウト。国本も翌周にピットインしポジションをキープする。

後半は上位陣の間隔もあき、こう着状態になるが、ポイントをかけた8位争いが白熱。ペースが伸び悩んでいた野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)にベルトラン・バケット(NAKAJIMA RACING)が接近。何度かの攻防戦の末、40周目にパスしバケットがポイント圏内へ浮上した。

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結局ピットストップの関係で順位を下げた以外は、終始トップを守りきった山本がトップチェッカー。通算3勝目を挙げ、昨年の最終戦Race2からシーズンをまたいで2連勝。またヨコハマタイヤに変わっての最初のウィナーとなった。2位には国本が入り、3位はバンドーンが初のSFで堂々の表彰台を獲得した。

©S.Nakagawa
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今週末は、浮き沈みの多かった山本。予選ポール後は笑顔をみせず緊張感を保っていたが、まず第一目標としていた開幕戦での勝利を達成し、パルクフェルメでガッツポーズを繰り返した。「朝のフリー走行では何をやってもダメだったけど、チームが諦めずにセッティングを考え続けてくれて、直前の8分間ウォームアップで復活できました」と、レース後は安堵の表情をみせた。

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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