【ビギナー観戦塾】2012F1日本GP、観戦エリアを一挙紹介!(東コース編)

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いつもビギナー観戦塾をご覧いただきありがとうございます。

いよいよ、今週末の3月25日(日)午前10時から、2012年F1日本グランプリの観戦チケットの一般販売(東コースエリア、企画チケットのみ)がスタートします。
F1日本GP観戦に向けての第1のステップ「観戦チケットの購入」がいよいよスタートしますが、今年はどのエリアで観戦しようか、もうお決まりですか?
昨年も観戦にいらっしゃっていた方は「次はこの席で観たい!」「昨年と同じ席を狙う!」と決まっているかもしれませんが、特に初めて行かれる方にとっては、「どの席で観ると楽しめるのか、全然分からない・・・」と困っていらっしゃる方も多いでしょう。

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F1のチケットも決して安くはありません。頑張って購入したはいいけど、いざ当日サーキットに行って「想像していた場所と違う」という思いをするのも嫌ですよね。

そこで今回のビギナー観戦塾では、各観戦エリアの特徴をまとめてご紹介していきたいと思います。

【一番高額な席=“一番見やすい席、観戦する価値のある席”ではありません!】
特に鈴鹿F1初観戦の方に、最初にお話しておきたい事は「一番高額な席=一番観やすい、楽しめる席」とは限らない事です。
F1は、ファンよって注目するポイントが異なる競技です。例えば「ピット作業に興奮する」「追い抜きシーンが大好き」「マシン・ドライバーのテクニックや性能の違いが面白い!」「とにかくあのドライバーが好きで応援しています!」など、様々な分野に注目しているファンが多いです。

F1にしても、他のモータスポーツにしても、サーキット自体がものすごく広いので、全体を肉眼見ることは、残念ながら不可能です。だから「観戦エリア」と言う形で、どこかのエリアに絞って選ばなければいけません。

そこで鈴鹿で実際に観戦する際には「“ここだけは”生で観たい!」という項目を絞っていただいて、観戦エリアを選んでいただくと、最終的に当日も楽しむ事ができると思います。

なので、今回は「このエリアではこのようなシーンが観られます!」という形で、各観戦エリアを分けて紹介していきたいと思います。
※今回は第1弾として3月25日~発売されるRED&BLUEゾーン(東コース)のチケットをご紹介します。

【グランドスタンドは内容盛りだくさん!スタート&チェッカー、ピット作業を観たい方はお勧め!】
まずは、鈴鹿サーキットで一番華やかなグランドスタンド(V1・V2席)。ここではスタートシーン、チェッカー(ゴール)シーンの他に、緊迫のピット作業が生で観られます。2009年のグランドスタンド改修以来、(特にV2席は)各チームのピットを見渡せるようになっただけではなく、大型ビジョンも3つ完備、ピット出口の順位ボードも見えるため、「現地でもレースの流れを把握して観戦したい!」という方にはお勧めです。

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★★細かなブロック分けのメリットは?★★
今年もV1席は3個、V2席は12個のブロック分けがされており、チケット購入の際もブロックごとで料金が若干異なります。これにはメリット・デメリットはありますが、基本的に1コーナー側を選ぶとスタート時にポールポジション(予選1位)を含む上位陣のスタートを目の前で観る事が出来ますし、最終コーナー側は表彰台の正面になるため、感動の表彰式を目の前で観る事が出来ます。
また、このブロック分けをうまく使う事で、応援しているドライバーやチームのピットに近付く事も出来ます。
■2012年ピット割(予想)■
※ここで紹介しているピット割りは、昨年までの傾向を基に並べた“あくまで予想図”です。正式発表の際には、異なる場合がございますので、予めご了承ください。
2012F1ピット割り(予想)

こちらも、少し参考にしてエリア選定をしてみてください。

【迫力の追い抜きが見られる?1・2コーナー】
鈴鹿では数少ないオーバーテイク(追い抜き)ポイントの一つになっている1コーナー。2011年から導入されたDRS(可変リアウイングシステム)でも、メインストレート~1コーナーに向けて稼動ゾーンが設けられました。(※2012年のDRSゾーンは未定)
迫力の追い抜きシーンを目の前で目撃できる可能性が高いのが、A席、B席です。

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特にB2席は大きな1コーナースタンドの上段エリアになり、最終コーナーから1・2コーナー、S字に逆バンク、ダンロップコーナー入口まで見渡す事ができるエリア!コースから少し離れているため、エンジン音の迫力という部分では少し欠けますが、絶対に損はしない景色から観ることができますよ!

【マシンの動き、ドライバーの腕の違いを見極めるなら、S字区間!】
一流のF1ドライバー達が口を揃えて「チャレンジング!」と賞賛する鈴鹿サーキット。その中でも特に「難しい!」と話すのが、コース前半のS字区間です。連続する中速コーナーをいかにスムーズにクリアできるか?そういった各ドライバー・各マシンの限界域の走行を目の前で観ることが出来る区間です。

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一番正面から見えるのはD-5席ですが、続く逆バンクのD-2、D-1席もマシンの動きの差を見分ける事ができます。また2コーナーからS字入口が見えるC席も、マシンの動きの差が顕著に現れる区間です。

★★C席には小林可夢偉応援席!★★
今年も、小林可夢偉応援席がC席に用意されます。昨年も予選から一致団結して可夢偉を応援するC席スタンドが印象的でした!今年も、皆で一緒に可夢偉を応援したい!という方は、C席の可夢偉応援席も要チェックです!

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【今年も大人気?F1の迫力が体感できるシケイン席】
2009年の新設以来、毎年大人気で即売り切れとなってしまうシケインのQ2席。鈴鹿の追い抜きポイントの一つであるシケイン全体だけでなく、東コース区間の一部も見渡せる観戦席です。

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1コーナー同様に、数少ないオーバーテイクポイントの一つなので、レース中の追い抜きに期待できる他、シケインで急減速したF1マシンが最終コーナー~メインストレートに向けてアクセル全開で加速していく場所でもあるため、F1マシン独特の迫力あるエンジンサウンドを体感する事ができます。特に下段のQ1席はコースとの距離も近く、耳栓が必要なくらいのエンジン音を体感できます。

★★今年は可夢偉以外にもドライバー応援席の設置が決定!R、S席で盛り上がろう!★★
最終コーナー席となるR席とS席は、今年から新たに「ドライバー応援席」としても利用される事が決定。R席は女性ファンにも大人気のキミ・ライコネン応援席、S席は鈴鹿サーキットのコースレコード保持者でもあるミハエル・シューマッハの応援席となっています。詳細はこちらで

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また、ドライバー応援席を購入されたファンには限定オリジナルグッズももらえます!

◆チケット購入方法はこちら◆

※西コース編は、後日ご紹介いたします。

いかがだったでしょうか?
毎年、午前10時になるとアクセスが集中し、なかなか購入できないという方も多いと思います。特に人気席はすぐに完売になってしまうため、もしかすると第一希望に考えていた席が購入できないかもしれません。

なので、当日は是非第2・第3希望の席も考えておいてチケットサイトにアクセスしていただければと思います。

お目当ての観戦席が確保できる事を、お祈りしております!

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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