【SUPER GT】開幕戦岡山ラウンド予選:GT500はZENT SC430、GT300はTAISANポルシェがPP

3月31日、いよいよSUPER GTの2012年シーズンが開幕。開幕戦の舞台となる岡山国際サーキットで公式予選が行われ、GT500クラスはZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平)、GT300クラスはENDLESS TAISAN 911(峰尾恭輔/横溝直輝)がポールポジションを獲得。

午前中は大雨に見舞われた岡山国際サーキット。ノックアウト方式で行われた午後の公式予選では天候が回復しドライコンディションで開始されたが、GT300のQ1中に再び雨が降り出し、各チーム対応に追われた。しかし、最終のQ3になると路面が再び回復し、2012年第1号となるポールポジションをかけて、各車が一斉にタイムアタック。GT500はZENT CERUMO SC430の立川祐路がRAYBRIG HSV-010の伊沢拓也のタイムを0.016秒上回りポールポジションを獲得。昨年不調に終わったレクサス勢がポールポジションを獲得する形となった。2位には100号車のレイブリックHSV、3位には36号車のトムスSC430が入り、チャンピオンチームのS Road REITO MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)は5位に終わった。

GT300クラスも細かな天候変化が大きく影響した予選となり、エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電(高橋一穂/加藤寛規)、GSR ProjectMirai BMW(番場琢/佐々木雅弘)、PACIFIC NAC イカ娘フェラーリ(山岸大/井口卓人)といった注目チームが後方に沈む中、ENDLESS TAISAN 911の横溝直輝が最終Q3で1分28秒975のGT300コースレコードを更新し、ポールポジションと獲得した。2位は33号車のハンコックポルシェ、3位には話題のGAINER アウディR8が入った。今季も海外GTマシンが上位を占める中、国内GTマシンも活躍。日本車勢のトップは31号車のaprプリウスGTが6位、61号車スバルBRZが8位、3号車のGT-R NISMO GT3が9位に入った。特に市販車でも大人気のプリウスがGTバージョンで登場している今季のGT300クラス。明日の決勝レースでどのような走りをするのか注目が集まる。

注目の決勝レースは4月1日14時からスタートする。ウエイトハンデなしのガチンコ勝負となる開幕戦を制するのはどのマシンとなるのか、初戦から目が離せない。

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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