【鈴鹿50th】ついに決着!星野一義vs中嶋悟 勝ったのは?

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いよいよ、この対決に決着がつく時がやってきた。

3月の鈴鹿50周年ファン感謝デーで実現が決まった“元祖 日本一速い男”星野一義と“日本人初のフルタイムF1ドライバー”中嶋悟による夢のF1競演。ウィリアムズFW11とロータス100Tを使用しての豪華なデモ走行イベント。最初はそんな企画だった。

 

ところが、いざステアリングを握った2人は現役時代に戻ったようにコーナーを攻め、前を走るライバルを追いかけた。ファン感1日目の競演終了後、急きょメディア向けに記者会見の場が用意され、1戦目に負けてしまった星野が「明日は絶対に勝つ!」と強く発言。これには負けず嫌いの中嶋も「僕も負けたくないので明日も連勝する」と応戦。

ここから、半年・・・鈴鹿サーキット50周年の歴史に書き加えられる「夢のF1対決」が本格的に始まることとなった。

しかし、2人の気合とは裏腹に2日目は雨に見舞われた鈴鹿サーキット。マシン保護のために走行はやむなく中止。2人も納得が行かない様子で「4月の鈴鹿2&4で決着をつけよう!」という話になり、対決はお預けとなった。

続く4月の鈴鹿2&4。天気は晴れ。満を持して2台のF1カーも用意され、最終決着をこの目で見ようとスタンドは多くのファンで埋め尽くされたが、いざスタートと言う時に星野の駆るウィリアムズFW11にトラブルが発生。またしても決着は“お預け”となった。

それから数ヶ月経った9月。三度対決の場が設けられ、昨日(1日)に行われた最終ラウンド初戦は同着。全ての勝敗は今日のアニバーサリーデー2日目に集約されることとなった。今度こそ最終決着の時を迎えるため、スタンドは朝から満員。2人が登場すると総立ちにならんばかりの勢いの拍手で出迎えられた。

雨もふらず、マシンの調子も良好。コンディションは揃った。
これまでの戦いを振り返るトークショーを終えた後、マシンに乗り込みコースイン。東コース3周の泣いても笑っても最後の対決がスタートした。

 

昨日同様もややフライング気味でスタートした星野がホールショットを奪うが、中嶋も引き離されないようにピタリと真後ろにつけた・。最終コーナーから姿を現した2台はサイド・バイ・サイド。両者一歩の引かないまま1コーナーへ飛び込んでいくが、イン側にいた中嶋がパスしてトップに立つ。そのまま引き離しにかかろうとするが、ファイナルラップに入って星野もプッシュ。1コーナーで抜き返し再びトップ浮上。しかし中嶋も負けじと最終コーナーでアウト側から仕掛けて、またしても並んだままチェッカーを受けた。

果たしてどっちが勝ったのか?

決戦を終えて、メインストレートに戻ってきた2人。判断ミスで星野がピットレーンに入ってしまうハプニングがあったが、ピット出口から逆走してトークステージに戻ってきた。

そして、マシンから降りてきた2人の表情に、決着の“答え”があった。

 

最終決着ラウンドとして昨日と今日は2レースが行われたが、明らかに今日のほうがストレートでのスピードも高く、1コーナーへのブレーキングもギリギリまで抑えて進入。そして接触寸前のサイド・バイ・サイドでのバトル。現役時代の2人だったら、どっちが先にチェッカーを受けたか?にこだわったかも知れないが、今回のF1対決で星野と中嶋が求めていたのは「ライバルを倒すために全力で走る」ということだったのかもしれない。今までは悪天候やマシントラブルで“不完全燃焼”に終わっていたが、今日の2人はマシンが壊れる寸前のところまでの全開走行を披露。これには来場したファンも納得した様子で、拍手喝さいで2人を出迎えた。

50周年アニバーサリーデーを機に、51年目の新たな歴史が生まれていく鈴鹿サーキット。その1ページ目に、早速「星野と中嶋が限界まで争ったF1最終対決」が刻まれることになった。

『記事:吉田 知弘』

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吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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