23日(木)から開幕した2013年のF1第6戦モナコGP。現地では予選を前にフリー走行3回目が行われ、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が2位以下に0.6秒以上の大差をつける1分14秒378を記録。3回のフリー走行全てでトップタイムをマークした。
日本時間の18時から始まった1時間のセッション。この日も晴天に恵まれたモンテカルロ市街地コースでは、予選に向けて各車がセッティングの最終チェックを行った。いつもとは異なりコース脇には頑丈なガードレールが並ぶ伝統の市街地コース。この走行が終わってから決勝まで2時間しかないため、クラッシュは絶対に許されないところだったが、30分を過ぎたところでフェリペ・マッサ(フェラーリ)が1コーナー「サンテボーテ」でマシントラブルが原因でコントロール不能に陥り大クラッシュ。幸いマッサは無事だったもののマシンは大きなダメージを追ってしまい、予選への影響が心配される。
これにより赤旗中断となったが、セッションが再開すると各車スーパーソフト(赤)タイヤを履いて予選アタックのシミュレーションへ。ここでロズベルグが昨日自ら記録したタイムを0.4秒上回る1分14秒378でトップタイム。昨日とは打って変わり今日は序盤から好タイムを出しているセバスチャン・ベッテル(レッドブル)もスーパーソフトでタイムアタックを試みるが、こちらも狭いモナコでよくある“トラフィック”に引っかかってしまい1分14秒台を記録することが出来ずソフト(黄)で記録した1分15秒261の3番手に終わった。
その間の2番手に飛び込んだのはロメイン・グロージャン(ロータス)。しかしセッション終盤にサンテボーテの進入時にミスしクラッシュ。これが原因で2度目の赤旗が出され、そのままセッション終了の時間を迎えた。
予選日になっても好調を維持しているロズベルグだが、ベッテルも区間タイムでは最速を記録している部分もあり、午後の予選では2人を中心にしてポールポジション争いが展開されそうだ。
注目の公式予選は、この後21時00分(日本時間)から開催される予定だ。
『記事:吉田 知弘』
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