【SF】2013第3戦富士:ロッテラーが2戦連続で逆転優勝!

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 スーパーフォーミュラ第3戦富士の決勝。夏の日差しが照りつける中、決勝レース。今年もレース終盤に大どんでん返しがあり、見応えがあるレースとなった。

 スタートではポールポジションのロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が好スタート。2位にジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)が割って入り、さらに中嶋一貴、アンドレ・ロッテラーのPETRONAS TEAM TOM’Sの2台が3・4位につける。ところが後方で小暮卓史(NAKAJIMA RACING)がスピン、それに嵯峨宏紀(TOCHIGI Le Beauset Motorsports)、リチャード・ブラッドレー(KCMG)が絡むアクシデントが発生。1コーナーを塞ぐ形で止まったため、セーフティカーが導入される。

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 ここで7位に上がった松田次生(Lenovo TEAM IMPUL)が勝負に出る。3周を終えたところでピットインしタイヤ交換と給油を完了。そのまま最後まで走り切ってしまおうという作戦だったのだ。先手で動いたチームインパルだったが、ここで悲劇が起きてしまう。2位につけていたオリベイラがまさかのフライング判定。ドライブスルーペナルティを受け後退をよぎなくされる。これで2位に上がったのは一貴だったが、序盤からマシンバランスに苦しみペースが伸びず3位ロッテラーに追い回される展開。これで一気に楽になったデュバルは後続との差を徐々に広げ、7秒までリードを築いた。

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 なかなか一貴を攻略できなかったロッテラーだったが、19周目の1コーナーでパス。前がクリアになるとデュバルを上回る勢いで追い上げ、その差を少しずつ縮めていく。一方、3位に下がった一貴は平手晃平(P.MU/CERUMO・INGING)にも抜かれ4位に後退。さらに5位の山本尚貴(TEAM無限)にも追いつかれてしまう。

 序盤からトップを独走したデュバルは、ロッテラーに追われながらもリードを守りきり32周目にピットイン。16.1秒でコースに復帰。続く33周目にロッテラーも動いてピットイン。迅速な作業で定評のあるトムスのメカニックが今回も頑張り、12.0秒で送り出す。デュバルは直前に5.5秒の貯金があったため、ギリギリ前で1コーナーを通過。逆転を許さなかった。これでトップに立ったのは3周目にピット作業を済ませた松田。しかし計算上、燃費をセーブしてギリギリ足りるぐらいの量しかなく、タイヤも30周近く使い込んでおり消耗も進んでいる。そのため、ペースを抑える必要があり、1周あたり1秒近いペースでデュバル、ロッテラーの集団に追われることになった。

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 上位3台のバトルが白熱する中、4位争いも接近。8.1秒の早業でピット作業を終えた一貴が再び平手を逆転。しかし後半になってもペースは伸びず、42周目に再び先行を許してしまう。1コーナーからコカ・コーラコーナーにかけてバトルをしていた間に6位山本も接近。決着がつき5位に落ちた一貴を300Rでアウト側から仕掛け、ダンロップシケインでパス。その後もペースは落ちる一方で次々と抜かれていってしまう。

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 序盤から様々なことが起きたレースも残り10周になろうかというところで、ここまで素晴らしい走りを魅せてきた2位デュバルに、ドライブスルーペナルティが通告される。実はピット作業時でメカニックが外したタイヤをしっかり地面に置く前に次の新しいタイヤを持ち上げてしまった。これにより優勝争いから一気に脱落。予選のポールポジション、決勝序盤の独走などが全て水の泡となってしまった。

 これで松田の相手はロッテラーに。2位に上がって以降も引き続きプッシュを続け、ついに51周目の1コーナーで逆転。遂にトップに浮上する。2位に下がった松田。なんとか順位をキープしたかったが、残り2周というところで、まさかまさかのガス欠。序盤にピットインした戦略が結果的に裏目に出てしまった。

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 最後の最後まで波乱続きだったレースだが、結局第2戦に続きロッテラーが段違いの強さをみせつけ優勝。上位陣の脱落で2位には平手、3位には山本が入った。平手はセルモ・インギングに移籍して初の表彰台、山本は前回に引き続き2戦連続で表彰台を勝ち取った。

『記事:吉田 知弘』

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吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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