ももいろクローバーZの来場で盛り上がった予選日から一夜明けた富士スピードウェイでは、いよいよシーズン終盤戦へ向けての大一番、SUPER GT第6戦の決勝が行われる1日がスタートした。
前日深夜からサーキット周辺は強い雨に見舞われ、朝になっても雨模様のまま。午前9時00分からのフリー走行はウエットコンディションで行われ、午後の決勝に向けて貴重なデータとなるセッションを有意義に使用していた。
GT500クラスは雨になってもウェイトの軽いレクサス勢が速さをみせてKeeper TOM’S SC430(伊藤大輔/アンドレア・カルダレッリ)が1分44秒560でトップ。PETRONAS TOM’S SC430(中嶋一貴/ジェームス・ロシター)も1分45秒052と好タイムを出すがREITO MOLA GT-R(本山哲/関口雄飛)が1分44秒958で2番手に食い込んだ。
雨になるとウェイトハンデの影響が少なくなる上にミシュランタイヤ勢にとっては有利なコンディション。そのため80kg以上積むウイダーモデューロHSV-010(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ)、MOTUL AUTECH GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)も好調な走りを見せ、それぞれ4・5位につけた。
GT300クラスはSUBARU BRZ R&D SPORT(山野哲也/佐々木孝太)が雨に強いミシュランタイヤの助けもかり、2位以下に1.5秒の大差をつける1分48秒830をマーク。2位にGAINER DICXEL SLS(平中克幸/ビヨン・ビルドハイム)、3位にGSR初音ミクBMW(谷口信輝/片岡龍也)とGT3勢が巻き返した。
注目の決勝レースは14時00分から66週周で争われる。気になる雨は、午後になって止んでいくという情報もあるが、山間部の天気は変わりやすいため、どんな展開になるか、予想のつかない激しいバトルが繰り広げられそうだ。
『記事:吉田 知弘』
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