【F1】2013第15戦日本GP:フリー走行1回目はハミルトンが最速、ベッテルはロングランを徹底

©KANSENZYUKU

ついに開幕した2013F1日本グランプリ。早速、鈴鹿サーキットではフリー走行1回目が行われた。週末では初の走行セッションということで、各車マシンのチェックや今回ピレリが持ち込んだミディアムとハードの比較テストを行っていた。

今週は水曜日に局地的な大雨に見舞われ、さらに昨晩もまとまった雨が降った鈴鹿サーキット。まだ路面状況も良くはなく午前中のセッションかコースオフするマシンが続出。早速ジュール・ビアンキ(マルシャ)がデグナー2つ目でクラッシュするなど、初めての鈴鹿攻略に四苦八苦していた。

またセッション後半にはパストール・マルドナード(ウィリアムズ)の左リヤタイヤがスプーンカーブで脱落。特に大きなクラッシュはなく、スピンしたマルドナードはコース脇にマシンを止めた。その際に脱落したタイヤを鈴鹿のコースマーシャルが素早く回収。シーンが国際映像で紹介され、プレスセンターにいる海外ジャーナリストからは拍手が沸き起こった。ちょうど先週行われた韓国GPではマーシャルの動きが悪くマーク・ウェバー(レッドブル)のマシンの消火が遅れるなど、問題に。一方、毎回訓練をして練度を上げている鈴鹿のマーシャルのレベルの高さが証明されたシーンでもあった。

この1回目のセッションでトップタイムを記録したのはルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)。1分34秒157を記録した。2位には同僚のニコ・ロズベルグが入り、レッドブル絶対有利だった鈴鹿でメルセデスAMG勢がワン・ツー発進をみせた。ここ鈴鹿で4度目のチャンピオンを決める可能性があるセバスチャン・ベッテル(レッドブル)は、序盤に1分34秒768を叩きだすと、そこからハードタイヤを装着し、決勝を想定して12周連続で周回。タイムもきれいに1分38秒台を並べ、すでに日曜のレースの準備を始めていた。

今日は、この後14時00分からもフリー走行2回目が行われる。

『記事:吉田 知弘』

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

おすすめ記事

  1. 2019-2-23

    【2019F1日本GP】F1日本グランプリ 民間駐車場予約開始!

    2019年10月に開催されるF1日本グランプリの民間駐車場の予約が早くも始まった! 場所は、鈴鹿…
  2. 2019-5-12

    【2019F1日本GP】2019日本GP期間中のキャンプサイト予約受付が5月16日(木)9時からスタート

    5月19日(日)の観戦券販売開始に先立ち、レースウィーク中に利用できるキャンプサイトの予約受付が…

最近の記事

  1. SUPER GT Rd.4 富士スピードウェイ
    Rino Onodera 約2カ月間のインターバルを挟み、2024AUTOBACS SUPE…
  2. ©️GTA 2024シーズンのAUTOBACS SUPER GT Rd.3『S…
  3. SUPER GT Rd.2 富士スピードウェイ
    Rino Onodera 2024年シーズンのAUTOBACS SUPER GT Rd.2『…
  4. Rino Onodera 2024年 AUTOBACS SUPER GT Rd.1『OKAY…
  5. Rino Onodera いよいよ、2024年シーズンのSUPER GT開幕戦が4月13〜1…

カテゴリー

アーカイブ

SPECIAL SITE

*

*

ページ上部へ戻る