【F1】2013第15戦日本GP:鈴鹿ラストランのウェバーが念願の今季初PP!!

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©KANSENZYUKU

 2013年のF1日本グランプリ。午後になって鈴鹿サーキットには多くのファンが来場。予選に向けて足早に各観戦エリアへ移動していた。

 午後になっても気温が大きく上昇することなく、気温24℃、路面温度36℃で予選Q1がスタートした。まずはエステバン・グティエレス(ザウバー)がコースイン。1分33秒547を記録し、これがターゲットタイムとなる。しかし、ガレージに戻ってくるとエンジンルーム前方から出火、グティエレスが慌ててマシンを降りるシーンがあったが、特に大事には至っていない。

 その後、上位陣が続々とコースインしタイムアタックに入る。ここで速かったのはフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)。ここまで流れは決して良くなかったが、1分32秒371を叩き出し暫定トップ。それをルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が1分32秒340で上回る。逆にここまで順調だったセバスチャン・ベッテル(レッドブル)は、フリー走行3回目でマシントラブルが発生。Q1開始直前まで作業が続けられ、なんとか万全の状態でコースへ。しかし1分32秒391といまいち伸びなかった。下位チームが2回目のタイムアタックに入ろうとした残り3分でジャン・エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)のマシンから白煙が上がりストップ。ヘアピン出口でマシンを止め、安全のため赤旗が出された。残り2分55秒で再開されると、各車ミディアムタイヤでコースイン。一気にタイムを伸ばし、結局ロメイン・グロージャン(ロータス)が1分31秒824でQ1トップ通過を果たす。

 続くQ2では、各車温存していたミディアムタイヤを投入しコースイン。ここで4年連続に王手をかけているベッテルが本領を発揮する。ライバル陣営は1分31秒台後半が精一杯という中で、各セクターを完璧にまとめ上げ、1分31秒290を叩き出しライバルを圧倒した。

 10分間で争われる最終のQ3。まずはベッテルからコースインし、いち早くタイムアタックを始める。鈴鹿での5年連続ポールポジションを目指し難攻不落のコースをアグレッシブに攻め、まずはセクター1で31秒994をマークしセクター2へ突入する。しかし、この日は風速7m/sを超える強い追い風が吹いており、その影響でスプーンの2つ目で少しラインがワイドになりマシンの挙動を乱してしまいタイムロス。結局1分31秒312で1回目のアタックを終える。その直後にマーク・ウェバー(レッドブル)が上手くまとめて1分30秒975でトップに浮上する。これまではQ3でも一度のみでタイムアタックをやめるケースが多かったが、ポール奪取のために再度出陣が強いられることになったベッテル。タイヤを替えて2回目のアタックに挑む。セクター1では0.062秒更新するが、セクター2は先ほどのミスを嫌い消極的な攻めに。ここでウェバーを上回ることができず、結局1分31秒089でトップに浮上することはできなかった。その頃ウェバーも好ペースで周回し、自身のタイムを塗り替え1分30秒915でポールポジションを確定させた。

 レッドブル2台のポール争いで盛り上がり、他陣営は手も足も出ない状態。その中でハミルトンが最後の最後で1分31秒253を叩き出し3位に食い込んだ。なお、アロンソは1分31秒665で8位に終わった。

 今年でF1引退を決めているウェバーは、念願の鈴鹿初ポールを獲得。「最後の鈴鹿でポールがとれたのは、本当に嬉しい。誰もがチャレンジングだと認めているサーキットだったし、これまでずっとベッテルが速かったから。今はすごく気持ちいい。今朝もマシンバランスを再度チェックしなおして、予選でもチームは素晴らしい仕事をしてくれた。本当に感謝している。」と感慨深い表情を見せた。

 一方、チームメイトに今季初めてポールポジションをとられてしまったベッテルは「まずはウェバーを祝福したいね。今朝のトラブルで少しリズムが変わってしまった。Q3では少しシビアに攻めすぎてスプーンで膨らんでしまった。2回目のアタックでは風の影響を考慮していったら逆にタイムが伸びなかった。仕方がない。」と割り切った様子だった。

 いよいよ2013年のF1日本グランプリも残すは明日の決勝のみ。鈴鹿ラストランとなるウェバーが逃げ切って有終の美を飾るのか?それとも、ベッテルが大好きな鈴鹿で逆転Vをみせるのか?レッドブルチーム同士のバトルに注目が集まりそうだ。

『記事:吉田 知弘』

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吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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