【F1】2014第5戦スペインGP:レースレポート

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©MercedesAMG
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 2014年のF1第5戦スペインGPの決勝が、現地時間の11日(日)にスペイン・バルセロナにあるカタロニア・サーキットで開催された。

 今季は全19戦で行われるF1世界選手権。序盤4戦の遠征ラウンドを終え舞台は各チームの本拠地があるヨーロッパへ。2014年仕様にリニューアルされた自前のホスピタリティがパドックに建ち並び、F1らしい華やかな雰囲気が今年も帰ってきた。

 前回の中国GPから中2週間が空き、その間も各チームがマシンの改良に着手。大幅にアップデートを施したチームも幾つかあり、今週末は勢力図が変わるかと思われたが、結局土曜日の公式予選が始まってみるとメルセデスAMG勢がフロントローを独占。ルイス・ハミルトンが今季4度目のポールポジションを獲得した。

 注目の決勝スタート。1コーナーまでの長い直線で3番手ダニエル・リカルド(レッドブル・レーシング)、4番手のバルテリ・ボッタス(ウイリアムズ)がシルバーアローの牙城を崩そうとするが、結局ハミルトン、ロズベルグの順で1コーナーへ。ボッタスが順位を一つ上げ3位でオープニングラップを終えた。

 ここからは序盤戦同様にメルセデスAMGの2台があっという間に独走を開始。その中でもハミルトンの方が若干ペースがよく、わずかではあるがロズベルグとのリードを広げていった。

 今回は2ストップが主流となった上位陣。トップを快走するハミルトンは18周終わりで1回目のピットストップを済ませるが、何としても逆転の糸口を掴みたいロズベルグは3周遅らせ21周終わりでピットイン。ここでの逆転はならなかったが、これをきっかけに終盤にチャンスを見出す。一方、ボッタスを先頭に繰り広げられていた3位争いは、リカルドが1回目のストップで逆転。再び3位の座を手に入れている。

 レース中盤もハミルトン有利のままで大きな展開の変化がなく進行。ずっと追いかける状態だったロズベルグだが、前半2スティントをロングで我慢し、相手より短い最終スティントで勝負に出た。少しずつチームメイトとの差を縮め、残り10周を切ったところでDRS稼働圏内となる1秒以内まで迫る。カタロニア・サーキットの長いメイスンストレートでは効果的なDRS。これを武器にロズベルグは隙を伺ったが、今季絶好調のハミルトンも、要所要所を抑えこむクレバーな走りを披露。結局、0.6秒という僅差だったが順位を変えることなくハミルトンがトップチェッカー。第2戦マレーシアGPから続く連勝記録を4に伸ばした。2位にはロズベルグ、3位にはリカルドがそのまま入った。

 また今季は今ひとつ調子が上がらない前年王者のセバスチャン・ベッテル(レッドブル・レーシング)はギアボックス交換のペナルティを受け15番手からスタートするも粘り強く追い上げ、4位フィニッシュ。メルセデスAMGをレッドブル・レーシングが追いかけるというリザルトに終わった。

 そして日本期待の小林可夢偉(ケータハム)は20番手からスタート。今回も厳しいレース展開を強いられたが、粘り強く周回を重ね上位を目指した。しかし、ブレーキトラブルが発生し34周を終えたところでピットイン。無念のリタイアとなってしまった。

 注目のポイントランキングでは、ハミルトンがロズベルグをつに逆転し、100ポイントで単独首位に。2位ロズベルグが3ポイント差の97ポイントで追いかけ、開幕戦からしぶとくポイントを積み重ねているフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が49ポイントで3位に続いている。

『記事:吉田 知弘』

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吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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