【SF】2015第1戦鈴鹿:大激戦の予選、山本尚貴が制しポールポジションを獲得!

©KANSENZYUKU

 2015年の全日本選手権スーパーフォーミュラ第1戦鈴鹿。注目の公式予選が行われた。

 今年も鈴鹿2&4レースとして開催された開幕戦。晴天に恵まれたレース日和となった鈴鹿サーキットには朝から多くの4輪ファン、2輪ファンがつめかけた。午後になると温度も上がり、気温19度、路面温度31度に。全19台が今年も0.001秒単位の激しい予選バトルを披露した。

 テストからホンダ勢が好調で昨年有利にたっていたトヨタ勢を上回るパフォーマンスをみせている。その流れはQ1も続き、山本尚貴(TEAM無限)を先頭にトップ4がホンダ勢。一方、アンドレア・カルダレッリ(Lenovo TEAM IMPUL)、平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)がなんとQ1で敗退。先々週のSUPER GT優勝コンビが揃って脱落という波乱の展開。逆に、今年も大激戦であるということが証明されたQ1だった。

©KANSENZYUKU ©KANSENZYUKU

 続くQ2で速さを魅せたのはナレイン・カーティケヤン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。2番手にも僚友の野尻智紀がつけた。一方、今年からフル参戦で注目を集めている小林可夢偉(KYGNUS SUNOCO TeamLeMans)も最後までタイムアタックを続けたが、わずか0.1秒届かず10位で敗退。Q3進出は叶わなかった。

ホンダ勢3台、トヨタ勢5台が揃ったQ3。各車が間合いを見てピットアウト。いよいよタイムアタックというところで波乱が発生。デグナーで国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)が飛び出しクラッシュ。ドライバーは無事だったが、予選は赤旗中断となってしまう。

 残り3分というところで仕切り直しでセッションが再開。ここで他を圧倒する走りをみせたのが山本。赤旗前ほどの区間ベストは出なかったが、きっちり1周をミスなくまとめあげ1分38秒585で通算6回目のポールポジションを獲得した。2番手にはカーティケヤンが入りホンダ勢がフロントローを独占。3番手にはアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)が続いた。

 赤旗後の1周のみのチャンスを見事にものにした山本は、クールダウンラップで何度もガッツポーズをみせ喜びを爆発。「赤旗など予想外の展開もあったが、自分の思い描いた通りにアタックが出来た」と終始笑顔だった。

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


おすすめ記事

  1. 2019-5-12

    【2019F1日本GP】2019日本GP期間中のキャンプサイト予約受付が5月16日(木)9時からスタート

    5月19日(日)の観戦券販売開始に先立ち、レースウィーク中に利用できるキャンプサイトの予約受付が…
  2. 2019-2-23

    【2019F1日本GP】F1日本グランプリ 民間駐車場予約開始!

    2019年10月に開催されるF1日本グランプリの民間駐車場の予約が早くも始まった! 場所は、鈴鹿…

最近の記事

  1. Rino Onodera 2024年 AUTOBACS SUPER GT Rd.1『OKAY…
  2. Rino Onodera いよいよ、2024年シーズンのSUPER GT開幕戦が4月13〜1…
  3. 画像:鈴鹿サーキット いよいよ2024年のF1日本グランプリ開催が近づいてきました。例年より…
  4. いよいよ開幕が近づいてきた2024年のF1日本グランプリ。観戦チケットをゲットした多くの方…
  5. いよいよ2024年のF1日本グランプリ開催が近づいてきました。例年より開催時期が変わり、4…

カテゴリー

アーカイブ

SPECIAL SITE

*

*

ページ上部へ戻る