【SGT】2015第2戦富士:GT300クラスは手に汗握る終盤戦に!No.10 GAINER TANAX GT-Rが優勝

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 2015年のSUPER GT第2戦富士。GT300クラスはNo.10 GAINER TANAX GT-R(アンドレ・クート/千代勝正/富田竜一郎)が優勝を飾った。

 3番手からスタートした10号車は序盤こそライバルに先行を許したが、早め早めのピット戦略でトップに浮上。そのまま後続を引き離し、独走状態。さらに2位にはNo.11 GAINER TANAX SLS(平中克幸/ビヨン・ビルドハイム)が上がり、ゲイナーがワン・ツー体制を築く。

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 500kmレースも終盤を迎え、順位変動もなくなってきたなか、2位争いが白熱。3位につけていたNo.31 TOYOTA PRIUS apr GT(佐々木孝太/中山雄一/嵯峨宏紀)と、中盤のタイヤバーストで順位を落としていたNo.3 B-MAX NDDP GT-R(星野一樹/高星明誠)が接近。三つ巴のバトルに。その中でも一番気合いが入っていたのがNDDPの長谷見監督。自らサインガードから顔を出し、星野一樹に「行け!」とジェスチャー。何としても表彰台を獲得すべくゲキを飛ばした。

 これに星野もスイッチが入り、まずは残り4周でプリウスを駆る嵯峨に並びかけ、ダンロップシケインでパス。その勢いでゲイナーSLSのビルドハイムにも接近。翌周のストレートで抜き去り2位に浮上した。

 しかし、このバトルは終わらず続いてはビルドハイムと嵯峨の争いに。なんとかホームコースの富士で表彰台獲得を目指したプリウス陣営だったが、最終ラップの1コーナーで痛恨のスピン。これで順位が確定した。

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 その直後、先行していたゲイナーGT-Rのクートがチェッカー。意地で2位を取り戻したNDDP GT-Rの星野が2位に入り、GT500クラスとともにワン・ツーをGT-Rが独占。スタンドに詰めかけた日産応援団も旗を振って健闘を讃えた。

途中経過(1)注目の決勝レースがスタート!序盤から大荒れの展開に
途中経過(2)GT500はニスモvsインパルの一騎打ちへ、GT300もGT-R NISMO GT3が先行

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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