F1世界選手権にパワーユニットサプライヤーとして参戦するホンダは23日、2013年から発足している第4期F1プロジェクトの体制を変更することを発表。新たにF1担当役員をホンダ本社内に設置するほか、新井康久プロジェクト総責任者の退任も発表された。
昨年からマクラーレンとタッグを組んで参戦しているホンダだが、1.6Lターボエンジン+エネルギー回生システムという新規定の「パワーユニット」開発に苦戦。昨年は表彰台が一度もないシーズンを名門マクラーレンとともに過ごす結果となった。
今年はさらに体制を強化するべく、本田技研研究所の松本宜之社長が本田技研工業の取締役 専務執行役員 F1担当も兼務。F1に関わる全般の統括・監督責務を担う。
またF1プロジェクトの総責任者も交代することが明らかに。新井康久氏が退任し、長谷川祐介氏が新たに就任することとなった。
新井氏に関してはホンダPUの不振の際も度々話題に上がっており、シーズン終盤には更迭されるのではないかという噂も出ていた。今回は本田技研工業株式会社の役員人事に合わせての発表。シーズンが開幕する3月1日付で総責任者が入れ替わることになっている。
すでにスペインでは2016年のF1プレーシズンテストが開幕。マクラーレン・ホンダも順調に周回を重ねているが、まだトップを捉えるまでの速さを見せられていない。今回の体制強化により、今年のホンダがどこまで強さを取り戻していくのか、注目だ。
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