インフィニオン・レッドブル・レーシングは2日、2014年のドライバーズラインナップを発表。すでに契約更新が完了していたセバスチャン・ベッテルに加え、現在スクーデリア・トロ・ロッソでドライブするダニエル・リチャルドを起用することが明らかになった。
オーストラリア出身で現在24歳のリチャルドは、レッドブル育成ドライバーとして育てられてきた期待の若手の1人で、F1の若手ドライバーテストにレッドブルから参加することもあった。2011年には同チームのリザーブドライバーになる一方、シーズン後半にはHRTのシートを獲得しF1デビュー。翌2012年からは姉妹チームであるトロ・ロッソのレギュラーシートを獲得。2年目となる今シーズンは第3戦中国GPで7位に入るなど、ベルギーGP終了時点で12ポイントを獲得。ランキング14位につけている。
レッドブルから発表されたリリースでリチャルドは「この日を迎えられて本当に嬉しい。来年は“チャンピオンチーム”の一員としてシーズンに挑むことになるだろう。もちろん、それだけ求められる結果も高くなるが、その準備は出来ている。自分自身、そしてチームのためにベストな結果を出したい。またセバスチャン・ベッテルという強力なドライバーの僚友となれるのは光栄なことだし、すごくチャレンジングなこと。今年はトロ・ロッソで出来る限りの結果を残し、シーズンオフを経て、来年は自分のF1キャリアで新しいステップに進みたい。」とコメント。
マーク・ウェバーの引退表明以降、現王者ベッテルのパートナーに誰が入るのかという話題でもちきりだったF1のパドック。当初はキミ・ライコネンを起用するのではという噂もあったが、チャンピオン経験者やそれに匹敵するドライバーを選ぶのではなくベッテルの後継者に将来育ってくれる若手有望株を起用する決定を下した。
この選択が、来シーズン以降どのような結果を生み出すのか、今から非常に楽しみだ。
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