【SF】2016第6戦SUGO:セーフティカーでの不運を乗り越え、関口雄飛が今季2勝目!

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©T.Yoshita/KANSENZYUKU

2016年のスーパーフォーミュラ第6戦SUGO。注目の決勝レースは、ポールポジションからスタートした関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が圧倒的な強さで今季2勝目を挙げた。

前日よりもさらに気温が上がり、気温27度、路面温度34度の中でレースがスタート。ポールポジションは関口。スタートダッシュもまずまずだったが、それ以上に3番手の中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)の勢いが良くホールショットを奪いにかかるが、関口がなんとかトップを死守。そのまま昨日の予選同様に他を圧倒するペースでリードを広げにかかる。

それに食らいついた一貴だったが、6周目に入ったところでギアのトラブルが発生。3速を失ってしまいペースダウン。数周ののちに復活するが、その間に6番手まで後退する。

後方が混乱している間に関口はさらにリードを広げ13周を終えて早くも11秒の大量リードを築く。一方、今週末はP.MU/CERUMO・INGINGが大苦戦。特に国本は予選から調子が良くなく序盤からポイントリーダーが最後尾にまわってしまう。

順調にリードを広げ、早くも独走状態だった関口だが、思わぬ不運に見舞われてしまう。18周目にジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がスピン。セーフティカーが導入される。ちょうど1コーナーを通過した関口の前でセーフティカーが入り、2番手以降のマシンは続々とピットストップを敢行。ペースをコントロールされてしまった関口は、これまで築いてきた15秒のリードを失ってしまっただけでなく、自分だけピットインできていないという圧倒的不利な立場になってしまった。

©T.Yoshita/KANSENZYUKU

これで勝負あったかと思われえたが、23周目にレースが再開されると、自身のピットストップタイムを稼ぐための渾身の走りをみせる。2番手の中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)を1周あたり1秒引き離すペースで激走。28周目には1分07秒893をマークしてファステストラップを叩き出すと、その後も1分07秒台を立て続けに連発。絶対に不可能かと思われた2番手以下に対しての30秒リードに近づいていく。

一方の大祐も、関口の作戦を阻止しようと必死にペースアップ。普段はオーバーテイクが少ないSUGOだが、20周先のトップを目指して2台のマシンがしのぎを削りあう「目に見えない究極の攻防戦」が繰り広げられた。

ただ、今回の関口は一味も二味も違い、50周目についに30秒リードを築く。それでも手をゆるめることなく1分07秒736でファステストラップを更新。35秒がアドバンテージを作った55周終わりでピットイン。チームも完璧な作業で送り出し、大祐の前でコース復帰を果たした。

©T.Yoshita/KANSENZYUKU

これで一つ肩の荷が下りた関口は、そのまま最後まで安定したペースを維持し、トップチェッカー。第4戦もてぎに続き今季2勝目を飾った。

2位には大祐が入り、自身にとってもチームにとっても2013年最終戦鈴鹿(Race1)以来となる表彰台。3位の野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が入り、ちょうど1年前の鈴鹿以来の表彰台となった。

これでチャンピオン争いは関口が28ポイントでトップに再浮上。国本(23.5ポイント)に対して4.5ポイントのリードで最終戦を迎える。また自力での逆転可能圏内にはアンドレ・ロッテラー、中嶋一貴、石浦宏明、ストフェル・バンドーンの計6人がいる状態。そして12人ものドライバーがチャンピオンの可能性を残した状態で最終戦を迎えるという、前代未聞のチャンピオン争いとなった。

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吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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