【SF】2017第2戦岡山Race1:抜群のスタートを決めたアンドレ・ロッテラーが今季初優勝!

©︎H.Yoshii
©︎H.Yoshii

2017年の全日本スーパーフォーミュラ選手権の第2戦が27日、岡山国際サーキットで開幕した。

今回は昨年9月に行われた時と同じように、2レース制での開催。土曜日にRace1の予選と決勝、日曜日にRace1の予選と決勝を行う1Day×2レースというスタイルだ。

午前中の予選では、ほぼ全車が2セットの新品タイヤを導入しタイムアタック。ここ岡山国際サーキットはコースが狭く、トラフィックも起きやすいが、その中でいち早くコースインした関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が1分13秒387をマーク。1分13秒387を記録し、2番手以下に0.5秒の差をつけ今季初ポールポジションを獲得した。

続く、午後の決勝レース。そのままポール・トゥ・ウィンを果たしたかった関口だが、2番グリッドのアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)が好スタートを決め、トップで1コーナーへ。2番手に関口が続いていく。

ここ岡山国際サーキットは、抜きどころが少ないため、なかなか接近してオーバーテイクを仕掛けることができない。それでもチャンスを見つけて攻め込んでいくが、逆にダウンフォースが抜けて挙動が乱れてしまう結果となり、レース後半には一時3秒近い差がついた。

それでも勝利への執念を諦めていない関口は、残り10周で、少しずつではあるがロッテラーに接近。これに対しロッテラーも好タイムをマークし、2人のマッチレースにサーキットを訪れたファンも釘付けになっていた。

結局、順位は変わらずそのままチェッカー。ロッテラーが2015年の最終戦鈴鹿(Race1)以来となる優勝を飾った。2位には関口が続き、3位にはニック・キャシディ(KONDO RACING)が入り、参戦2戦目にして初表彰台を手にした。

ホンダ勢では、山本尚貴(TEAM無限)が5位に入り陣営最上位。Race1終了時点で暫定ながらランキングトップに浮上している。

また注目のピエール・ガスリー(TEAM無限)は、初走行となる岡山国際サーキットで苦戦。金曜日の専有走行でクラッシュしてしまい、貴重な走行時間を失ってしまう。予選もタイヤのウォームアップ等がうまくいかず13番手に沈んでしまった。

決勝ではスタート直後から混戦があり、序盤には小暮卓史(B-MAX Racing)と接触。フロントウイングを破損してしまい、緊急ピットイン。周回遅れになり勝負権を失ってしまったが、Race2に向けて最後まで周回を重ね、ベストラップでも全体の7番手タイムを記録していた。

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


カテゴリー

アーカイブ

ページ上部へ戻る