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【SF】2014年シリーズの概要を発表、今年は第2戦富士も2レース制に
- 2014/3/25
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今年も国内各サーキットで開催される全日本選手権スーパーフォーミュラの2014年シリーズ概要発表会が25日、都内で行われた。昨年までは一般公開で行われていたが、今回は報道関係者とチーム・スポンサー関係者のみの発表会となったが、その模様はニコニコ動画で生中継配信。多くのファンが視聴した。
まずは、日本レースプロモーション株式会社の白井裕社長から2014年シリーズの概要が発表された。スーパーフォーミュラとなって2シーズン目を迎える今季は国内サーキットで全7戦を開催。今年は鈴鹿サーキットに加え、富士スピードウェイでの年2戦開催。その他は例年通りツインリンクもてぎ、スポーツランドSUGO、オートポリスで開催される。
予選フォーマットは全戦ノックアウト方式を採用。決勝レースも基本的には昨年と変わらずレース距離は220〜250km。さらに今年は最終戦鈴鹿に加えて第2戦富士も2レース制が導入されることになり、昨年とは異なったレースが期待される。また、最終戦鈴鹿は日本自動車連盟(JAF)と主催者の合意により、28年ぶりに「JAF鈴鹿グランプリ」というタイトルでのレースが実現。チャンピオンが決まる重要な1戦でもあるため、例年以上の注目と盛り上がりをみせることだろう。
そして今年最大のトピックはマシンの変更だ。昨年夏から開発テストが行われてきたダラーラ社製のSF14で全車戦うことになる。会場には昨年チャンピオンの山本尚貴が乗るTEAM無限の1号車が登場。報道関係者も間近で完成形のSF14を見る初めての機会となるため、発表会前から熱心に細部を見る人の姿が多かった。
現在のF1マシンに似たようなフロント・リアウイングの形状のSF14。外見のカッコ良さだけではなく、そのポテンシャルも想像以上。今月行われた鈴鹿・富士での合同テストでは各マシンが従来のコースレコードを上回るタイムを記録。F1でのレース経験がある中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)は「鈴鹿のS字区間はデータ上でもF1より速いスピードで通過している。」と語っている他、多くのドライバーから昨年以上に速くなったという感想が聞かれている。
また空力デザインも一新されており、今年は接近戦でのバトルが増えるという見方も多い。昨年以上に白熱したレースが期待される。
その後、参戦する全チーム監督とドライバーが登場。残念ながら1年ぶりにフル参戦を果たすアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)やロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)など数名のドライバーは都合がつかず欠席となったが、15名のドライバーが今シーズン仕様の真新しいレーシングスーツ姿で登場。全員を代表して新王者の山本が、「今シーズンはシャシー、エンジンともに新しくなりました。まだ出来立てホヤホヤのマシンですが、合同テストではすでに従来のレコードタイムを大きく上回るパフォーマンスを発揮しています。今年は国内のみでの開催ですが、このスーパーフォーミュラを世界に誇れるカテゴリーにすべく、一同しのぎを削り合い、皆さんに素晴らしいレースをお見せできるように頑張っていきます。今年も1年間、応援よろしくお願いします。」と全ドライバーを代表して挨拶した。
最高のマシンとエンジン、そして最高のドライバーとチームが出揃ったと言える今シーズンのスーパーフォーミュラ。間違いなく、F1に劣らない迫力あるレースが繰り広げられることは間違いないだろう。開幕戦が4月12・13日、三重県の鈴鹿サーキットで開催される。
『記事:吉田 知弘』
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